俺達のコラム
「いろいろな種類の」という表現


英語の学習で日本人が一番理解が難しいのが名詞の単数形、複数形かも知れませんね。

例えば water という単語があります。辞書の最初に出てくるのが「水」です。英語の「水」には数えられない名詞ですよ、として使う方法があります。つまり「水は水で一個や二個の水」とは考えません。ですから a glasss of water, two glasses of waterとして「一杯、二杯の水」と表現します。waterはあくまでも waters とはなりません。

さてさて言葉は不思議なものでwaterたりともその例外ではありません。
waters となる場合がちゃんとあります。

海へなどの深海には in the deep waters で、waterの前に形容詞が付くとwaters と複数形になることがあります。

今度は wine. 同様にワインも単数形の wine と複数形の wines があります。
2種類のワイン two wines
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さて食べ物のfoodはどうでしょうか?特殊な環境、例えば形容詞によって修飾されているかとか、種類を表す場合とかは foodsと複数形で表現するものでしょうか?

Food is generally a non-countable noun, except in the US, where it is commonly used in plural form.
Due to the influence of the US (through TV, movies etc), it is also occasionally used in the plural in Australia as well, but I am someone who refuses to do so.

というのが翻訳を生業とするオーストラリアの友人の回答でした。
「言葉は時代の鏡」ですね。アメリカの影響は単に経済、政治体制ばかりでなく、言葉まで呑み込んでいます。
もとはと言えば200数十年前にイギリスからメイフラワー号で移民した
アメリカ人はインターネットのドメインの書き方も全て英語式にしていることが今論議され近々、ドメインはどの国に言葉でも使えるようになることと決まったらしいものの、アメリカの保持している言葉の力は計り知れない事がお分かりになると思います。

2009/11/17
著者: Sunny's English Square 佐藤明雄

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