単なる中年おやじによる戯言
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私の選んだ筒美京平ベスト10
どの作品も名曲だから甲乙つけ難いのですが・・・

友人の(私如きが友人と言っていいのかどうかは「?」なのだが・・・)Tomtomさんは歯科医が本業。評判はすこぶる良い。その一方で、趣味の音楽はプロ顔負け、というか、実際に都内のライブハウスや、県内のホテルなどで演奏したり、また、作曲者や編曲者としても活躍している。幅広い音楽知識に独自の哲学を持ち、身近なミュージシャンとして、また人柄についても学ぶことが多い。はっきり言って、尊敬している。

彼の音楽に対する情熱は凄まじい。その辺りについては枚挙に暇が無いので、少々割愛する。分かり安いところで言えば、CDを数百枚所有しているのはもちろん、i-podには何曲入っているか想像もつかない。それに、「こんな曲・・・。」と私がAメロの出だしをちょいと歌うだけで、誰々の作曲で、何というタイトルかを言い当て、そして、数分後にはその曲が自宅スタジオのモニターから大音量で流れているのだ。
(更にキーまで言い当てるという話はまたいずれ。)

彼の一番凄いところは、好みがジャンルを問わないところ(演歌はそう多く聴いてはいないと思うけれど・・・)。特に好きな、プログレロック、ボサノヴァ、ジャズと、アイドル系の歌謡曲もちゃんと聴きこなしているのだ。私が最近の曲に疎いのとは逆に彼は、トレンドにもうるさい。年中多忙にしているのに、その情報収集力にも脱帽なのである。

その彼が、大好きなイエス(イエスとかリック・ウェイクマンなどについては「しばざ記」で別途語りたい)と同様に尊敬している人が作曲家の筒美京平さんである。私は、歌モノであれば、歌手くらいは記憶に残しているものの、演奏者や作曲家などあまり気にしないで聴いているのに、Tomtomさんはさすが、「この作曲家だから、このフレーズ」のような聴き方をされている。素晴らしい。

実は、私もおぼろげながら、筒美京平(以下敬称略)の曲は結構好きなものが多い。で、どんな曲があったのか、いつものようにWikiPediaで調べてみた。
(便利な世の中になったものですなあ。)

以下はずらりと並ぶ筒美京平の作品。但し、私が好きな曲だけ抜粋してみた。それと、もちろん、WikiPediaに載っていないものもある。例えば、先日このサイトでも取上げた岩崎宏美の「パンドラの小箱」の中のあまりポピュラーでないものなども含めると、相当な数になる筈だ。

麻丘めぐみ  『わたしの彼は左きき』(作詞:千家和也)
いしだあゆみ  『ブルーライトヨコハマ』(作詞:橋本淳)
稲垣潤一  『夏のクラクション』(作詞:売野雅勇)
井上陽水  『カナディアン・アコーディオン』(作詞:井上陽水)
岩崎宏美  『センチメンタル』(作詞:阿久悠)
ヴィレッジ・シンガーズ  『バラ色の雲』(作詞:橋本淳)
尾崎紀世彦  『また逢う日まで』(作詞:阿久悠)
太田裕美 『雨だれ』(作詞:松本隆)
       『木綿のハンカチーフ』(作詞:松本隆)
大橋純子 『たそがれマイ・ラブ』(作詞:阿久悠)
ジ・オックス(オックス) 『ガールフレンド』(作詞:橋本淳)
桑名正博  『セクシャルバイオレットNo.1』(作詞:松本隆)
郷ひろみ  『よろしく哀愁』(作詞:安井かずみ)
堺正章  『さらば恋人』(作詞:北山修)
少年隊  『仮面舞踏会』(作詞:ちあき哲也)
庄野真代  『飛んでイスタンブール』(作詞:ちあき哲也)
中原理恵 『東京ららばい』(作詞:松本隆)
NOKKO 『人魚』(作詞:NOKKO)
野口五郎  『青いリンゴ』(作詞:橋本淳)
平山みき(平山三紀)  『真夏の出来事』(作詞:橋本淳)
松本伊代『センチメンタル・ジャーニー』(作詞:湯川れい子)
南沙織 『17才』(作詞:有馬三恵子)
      『潮風のメロディ』(作詞:有馬三恵子)
薬師丸ひろ子 『あなたを・もっと・知りたくて』(作詞:松本隆)
アニメソング  『おれは怪物くんだ』 (歌:白石冬美、など、作詞:藤子不二雄) 
         『サザエさん』 (作詞:林春生)

この中でマイ・フェバリット・ベスト10を決めるとなると、『わたしの彼は左きき』、『バラ色の雲』、『また逢う日まで』、『よろしく哀愁』、『人魚』、『青いリンゴ』、『真夏の出来事』、『センチメンタル・ジャーニー』、『17才』、『潮風のメロディ』であるが、いや、絞りきれないな。いや、さすがに大作曲家。あまりにもいい曲があり過ぎる。

筒美京平がどんな作曲家であるかと、私なりに思ったことは、「ポップ」である。そう、「ポップス」の「ポップ」だ。日本の作曲家(演奏家やシンガーソングライター系を除く)で、これだけポップな感覚を持っている人はいないのではないかと思う。そういうようなことを解説するのは私の音楽知識では難しいので、そこで終わり。ただ、Tomtomさんの影響で、その後、曲を聴いた後で、作曲家は誰かということを少しは気にするようになった。彼のスタジオで観た「筒美京平のドキュメントビデオ」もかなり勉強になった。

さて、私が作曲家(シンガーソングライター系を除く)として知っている人物って、いったいどのくらいいるだろうと思って、やはりWikipediaで調べてみた。物凄い数の作曲家がリストアップされていて、目も眩む。ざざっとだが、以下の人物はテレビなどで、お馴染み。歌謡コンテストのような番組の審査員をされていて、顔がすぐ浮かんでくる。

いずみたく
キダ・タロー
小林亜星
すぎやま こういち
高木東六
都倉俊一
中村泰士
服部良一
平尾昌晃
船村徹
久石譲
中村八大
浜口庫之助
浜圭介
三木たかし
馬飼野康二
(敬称略)

あ、でも、ざざっと見渡して、抜き出したもので、漏れている方も当然いるわけだ。それから、芥川也寸志さん、神津善行さん、大野雄二さんなどなどの歌謡系、ポップス系じゃない人は今回は飛ばした。この中で割合好きな作曲家は都倉俊一さんである。なんといっても、デビュー曲の中山千夏 「あなたの心に」が大好きだった。それはリアルタイムで耳に残っている。浜口庫之助さんは、どちらかといえば演歌系だけど、さらりとして好きなほうだ。自身CMで歌っている作品もある。JALパックのCMは好きだった。ボサノヴァが似合いそうなソフトな声がよかった。小林亜星さんのCM「どこまでも行こう〜♪」(曲名分からず)も好きだし、中村八大の名曲「上を向いて歩こう」も大好き。

そうだ、今、思い出したけれど、小林亜星さんは、以前知り合いのミュージシャンが出演している小さなライブハウスにふらりと現れて、静かに演奏を楽しんでおられた姿が印象的。根っから音楽が好きなんだなあと思った次第である。

で、ついでなので、やはりWikipediaを利用して、それぞれの作曲家の私の好きな曲をリストアップしてみた。皆さんも、そういう具合にWikipediaで好きな曲探ししてみるのもいいかもよ。

■都倉俊一の作品群(私の好きな曲)
麻生よう子 「逃避行」
桑江知子 「私のハートはストップモーション」
郷ひろみ 「ハリウッド・スキャンダル 」
中山千夏 「あなたの心に」
ピンク・レディー 「ペッパー警部」
フィンガー5「個人授業」
山口百恵 「としごろ」
山本リンダ「どうにもとまらない」
ペドロ&カプリシャス 「ジョニーへの伝言」(作詞:阿久悠)
              「五番街のマリーへ」(作詞:阿久悠)

※ 追加
そうだよ。忘れてた。「ジョニーへの伝言」。これ、初めて聴いたときにはびっくりした。あまりにもかっこよくて。
「五番街のマリーへ」も同様。詩もいいし。こういう詩って、真似できないなあ。凄い。

■いずみたくの作品群(私の好きな曲)
青い三角定規 「太陽がくれた季節」(日本テレビ系「飛び出せ!青春」主題歌)
岸洋子 「夜明けのうた」
坂本九 「見上げてごらん夜の星を」
沢たまき 「ベッドで煙草をすわないで」
中村雅俊「ふれあい」(日本テレビ系「われら青春!」主題歌)
ピンキーとキラーズ  「恋の季節」
布施明 「これが青春だ」(「これが青春だ」主題歌)
由紀さおり 「夜明けのスキャット」
アニメソング 「宇宙エース」
       「宇宙少年ソラン」
       「ゲゲゲの鬼太郎」
       「もーれつア太郎」
童謡 「手のひらを太陽に」(作詞:やなせたかし)
CMソング 「愛のスカイライン」(日産自動車)
       「キャンロップの歌」(佐久間製菓)
       「明治マーブルチョコレート」(明治製菓)
       「チョコレートは明治」(明治製菓)
       「伊東温泉ハトヤホテル・伊東に行くならハトヤ」(ハトヤ)
その他  「徹子の部屋(テレビ朝日系)のテーマソング」
      「QRソング」(文化放送のテーマソング)

「夜明けのうた」、「見上げてごらん夜の星を」は、私が子どもの頃の作品だが、子ども心にばっちりと響いたのであった。素晴らしい曲だと思う。「恋の季節」もなんとなく高度成長期っぽくて、いい。「夜明けのコーヒー」なんて言葉も心に残った。

■すぎやまこういちの作品群(私の好きな曲)
ザ・タイガース 「モナリザの微笑」
ヴィレッジシンガーズ 「亜麻色の髪の乙女」
ガロ 「学生街の喫茶店」

■平尾昌晃の作品群(私の好きな曲)
アン・ルイス 「グッド・バイ・マイ・ラブ」
伊東ゆかり 「恋のしずく」
小柳ルミ子 「瀬戸の花嫁」
沢田研二 「あなただけでいい」
ザ・ドリフターズ「ミヨちゃん」

■三木たかしの作品群(私の好きな曲)
あべ静江 「コーヒーショップで」(作詞:阿久悠)
     「みずいろの手紙」(作詞:阿久悠)
キャンディーズ 「哀愁のシンフォニー」(作詞:なかにし礼)
テレサ・テン 「つぐない」(作詞:荒木とよひさ)
        「時の流れに身をまかせ」 (作詞:荒木とよひさ)
アニメ 「アンパンマンのマーチ」(作詞:やなせたかし)

ほんと、阿久悠さんって偉大でしたね。合掌。

■森田公一の作品群(私の好きな曲)
ちあきなおみ「ねえ、あんた」
河島英五「時代おくれ」(1986年)
和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」(1972年)
アグネス・チャン「ひなげしの花」(1972年)

「ねえ、あんた」 は、Tomtomさんにライブの映像を観せて頂き、好きになった。ちゅうか、別の意味で凄い歌だ。この件については言葉では言い表せない。

■服部良一の作品群(私の好きな曲)
「蘇州夜曲」(詞:西条八十、歌:渡辺はま子、霧島昇)
「買い物ブギ」(詞:村雨まさを、歌:笠置シヅ子)
「青い山脈」(詞:西条八十、歌:藤山一郎、奈良光枝)
「銀座カンカン娘」(詞:佐伯孝夫、歌:高峰秀子)

■馬飼野康二の作品群(私の好きな曲)
西城秀樹 「薔薇の鎖」(原案:斎藤優子、作詞:安井かずみ、作曲:鈴木邦彦)
松崎しげる 「愛のメモリー」(作詞:たかたかし)

てなわけで、コピペの羅列になってしまったが、こういう好きな音楽、好きなミュージシャン、好きな楽曲についての考察は自己分析にも繋がって、面白いものだ。 是非、皆さんの好きな曲というのも聞かしてくだしゃんせ!メールくだチャイナ!

2007/10/3
しばざ記 311

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