「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

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CDの買い直しは辛いの巻


「アナログのレコードをCDで買いなおすというのは、辛い。」という話題がちょっと前に当サイトの掲示板で賑わった。と言っても、掲示板の参加者は私も含めて3人だけだった。

他の人はどうか知らないけど、アナログの時代に良く聴いていたサウンドって、急に恋しくなってしまう。で、もう一度ちゃんと聴きたい。でも、レコードプレイヤーは押入れの中。
そんなときにはやはりCDを買うしか手立てはない。

そういうわけで、レコードを所有していながら今回またまたCDを2枚も買ってしまった。実は4枚買ったが、特にここでは2枚だけをご紹介しよう。

左はあまりにも有名で、このアルバムがあったからフュージョンというジャンルが出来たんじゃないかと言われる「リーリトナー&ジェントルソーツ」。とにかく、名盤中の名盤なのだ。

リーリトナーのギターは納豆みたいで嫌だ、って人も多いみたいだけど、当時は文句無しで王様だった。クラプトン、ベック、ペイジの次に来たトレンドだった。

今回改めてじっくり聴いて思ったのは、音がいい。発売当時、限定のダイレクトカッティングということで、話題になったが、CDでも20bitバージョンと24bitバージョンの2種類を用意している。

それから右は知る人ぞ知る四人囃子。なんと嬉しい紙ジャケバージョン。猿みたいなのが木にぶら下がってるのだが、実は木ではなく像の鼻なのだ。しかも、その像は大きな亀の甲羅に乗っている。

CGでなんでも書ける時代だから、こういうの見て、あんまり凄いと感じないかもしれないけど、70年代の音楽の良さと相まってレコードのジャケットって、素晴らしいデザインのものが多かった。

こちらも聴いてみて、驚いた。こんなに優れたクオリティだったのかと。アナログで最後に聴いたのは絶対に二十年以上前だから、殆ど忘れかかっていたサウンドだった。あの当時、こんな音楽をやっていた彼らの才能に改めて脱帽。

アナログ盤をCDで買いなおすのにはお金もかかるし、ヘタすると過去にCDで買いなおししていることに後で気づいたりと、もったいない気もするけど、今回は大正解だった。

やっぱ、70年代はイイっ!。
(ジェントルソーツは77年。四人囃子「一触即発」は、なんと74年。おいおい、28年前にこんな凄い音楽やってたんだな、彼らは。)

2004/7/1

しばざ記 Vol.75


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