「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

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「青天の霹靂か? 膝を痛めた」の巻

とにかく、まいった。膝に激痛が走って、立ち上がれなかった。
なんとなく膝が痛み出してから、3、4ヶ月経っていたのだが、きっとこれは運動不足のなにものでもない。そう思った私はこのところ、ウォーキングを始めた。そして、自転車もこいだ。更に、屈伸運動もしてみた。挙句の果てには階段の駆け上りもやってみた。

6月の終わり頃、毎日の運動で。若干であるが、体が引き締まってきたような気がした。でも、なんとなく膝が余計に痛くなってきている。その周囲も筋肉痛とは別の痛みがあった。だが、それもじきに治ると思っていた。

ところがだ、7月の頭にエンジン式の草刈り機で実家が所有している山林をキレイにしていたときであった。斜面を刈るのに、ヘンに膝に重心がかかったのであろう、ずーんと痛みが襲ってきた。それでも、これはやはり運動不足だからこうなるのだ、などと戒めつつ、作業を続けた。

翌日、私は床から起き上がることさえ苦痛だった。足を動かすと激痛が走った。困った。恐る恐る膝を触って驚いた。思い切り腫れている。しかも、ぶよぶよしている。やばい、これは水が溜まってしまった。

休み明け、早速医者に行った。なんとか立ち上がって、少しずつ進む足取りで、それでもクルマを運転して一人で医者に行った。たくさんのお年寄りのいる待合室で、私は早く自分の番になることを切望していた。

運良く、私が一番最初だった。診察室に入り、医者に患部を見てもらう。
「あら〜。こら、だめだわ。」医者が笑った。

「だめって、どーゆーこと???」
私は無責任な医者の言動に腹を立てたが、医者は尚も笑って、「あんたねえ。こんなに水が溜まったら痛くてそうがないでしょ?なんで、こうなっちゃたのよ。え?」と言った。

なんで、ったって、そらこっちが聞きたいくらいで、だからこそ医者に来たんじゃんか。

30分後、レントゲンを撮った後で、再び診察室に入ると、医者が笑いながら、「ほら。これ、これ。思ったとおりだ。軟骨が半分くらい無くなって、骨と骨がぶつかってんだよ。痛いわけだよね。かかか。」と言った。
がーん。その写真を見ると、素人でもヤバイ状態だと言うのがわかる。つまり、こういうことだ。関節ってやつは、骨と骨が繋がっている部分で、そこにクッションの役割をしている軟骨があるのだが、私のは、磨耗してスキマが空いているのだ。

がーん。やばい。手術か。それとも、痛い痛い針をずぶりと刺して水を抜くのか。いずれにしても、すぐに治るわけないから、ずっとこんな状態でびっこ引きながら歩かなくてはならないのか。これから夏の、最も美味しく楽しい季節を迎えて、私の頭の中を絶望のBGMが流れていた。

ってところで、タイピングに疲れた。続きはまた今度。

2004/7/8

しばざ記 Vol.76


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