「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記
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「国立歴史民俗博物館」
佐倉城址の一角に聳え立つ壮大な博物館なのだ

息子と、佐倉市の国立歴史民俗博物館(歴博)に行った。歴博は、小高い佐倉城址の一角にある。建物の一番高いところに大きく「歴博」と書いてあって、それがかなり遠くからでも見える。入館する前に、天気もいいので、広い佐倉城址内を歩いた。咲き始めた桜がきれいだった。桜の木の下でのんびりピクニックしている家族も見られた。佐倉城址、歴博に行ったのは初めて。ワタシ的には、かなり気に入った。佐倉の旧市街も落着いた感じで好きだ。

佐倉城は、徳川家康の命を受け、土井利勝が築城。城主の入れ替わりが多かったが、堀田氏(11万石)で安定したという。私の今日のお土産も旭鶴酒造の「拾壱万石」という酒。辛口で旨かった。明治以降の佐倉城は、全て建物の解体を余儀なくされ、帝国陸軍の駐屯地になっている。従って、お城と言っても、現存するそれらしい建築物が一切無いし、天然の地形を利用し、石垣も無いので、立派な天守閣があるものだけをお城だと認識されている方にしてみれば、物足りないかもしれない。

城内(佐倉城址公園)の地図。右側の黒っぽい建物が歴博。上部の左側が本丸。センターやや下に姥ヶ池。
しかし、敵の侵入を防ぐ為のお堀(水堀、空堀)、土塁、などが複雑に配置されているので、起伏に富み、歩いているだけで楽しい。手入れの行き届いた植栽、広々とした本丸跡、その天守跡の木々の間から見える田園風景や印旛沼へ注ぐ川がきらきら光っていて、なかなか素晴らしい景観だ。たまたまこの季節だったから、早咲きの桜も嬉しい。あと1週間もすれば、かなり見ごろになるのではないだろうか。因みに「佐倉の桜」というフレーズを、先人達も絶対におやじギャグとして使っていたのではないだろうか。

歴博はさすが国立、とても立派だ。第一展示室から第五展示室まである。一つの展示室が5つぐらいに仕切られていて、それだけでも一つの博物館くらいの規模である。息子はちょうど歴史に興味を持ち出したのもあって、第一展示室を見るだけでも1時間くらいを要した。そのペースで第二、第三と見てゆくのだから、私はくたくた。展示室に隣接した休憩所で自販機のドリンクを買いのんびりしていた。少し遅れて、白い薄手のコートを羽織った二十三、四の二人組の女性が休憩所の私の座っている近くの椅子に腰を下ろした。

さすが国立博物館を訪れるだけあって、その二人の女性は品が良かった。色白で、鼻筋の通った端正な顔立ち、すらりとした長身、さらさらのロングヘア。会話も聞こえてきて、そう、鈴が鳴るような感じなのである。「まじかよ。」と叫ぶ、厚化粧で目の周りの真っ黒な最近のギャルとは全く違う。こんな娘さんがいたんだ、と驚き、ちらちら眺めているだけでも楽しくなってしまうのである。こんなオヤジが好奇な目で見ているとは、まさか気がついていないだろう。それだけに、とてつもない犯罪をやっているような気分になってしまう。だから、なるべく視線を悟られないようには努力していた。

それから、目についたのが、ウンチクおやじと、それに媚びる若者の二人組みの男性だった。私の行く場所、行く場所に全ていた。タイミングをずらしても、何故かかち合ってしまう。ウンチクおやじは、五十台の半ばくらいか。「織田信長の桶狭間の戦いでは、云々・・・。」と小学生でも知っているようなことをさも得意気に、その若者に説明していた。若者も大げさに頷き、むしろびっくりしたような素っ頓狂な声まで出して、ウンチクおやじを盛り上げていた。どうも、会社の上司と部下の関係のようだ。はっきり言って、うるさくってかなわない。

入館したのは午後2時頃だったと思う。あっと言う間に閉館の5時になってしまった。第四、第五展示室は時間が無くなって、殆ど早足状態だった。閉館の5分前にショップコーナーで土偶のレプリカを買い、外に出た。日が長くなったので、外はまだまだ明るかった。先ほどの彼女たちがゆっくりとした歩調で京成佐倉駅方面に向かっていた。息子がいなかったらついて行ってしまいたいくらいだった。そうなると完璧なストーカーだ。いかん、いかん。

我々は、姥ヶ池を経て、菖蒲園を通り、城外に出た。麻賀多神社の標識に沿って、静かな路地を歩く。急坂を登り、そして市街地に出た。散々歩き回っていたので、足腰に疲れが出てきた。そうそう、言い忘れてたが、今回のミニトリップは京成電車を利用した。各駅停車でも京成津田沼から30分くらいで京成佐倉に到着する。京成幕張からだと、それに10分を足したくらいの所要時間なので、案外近いのである。花見川サイクリングロードから、新川サイクリングロードで行く、例のオランダ風車の所からも案外近いので、自転車でというのも十分アリである。

電車に乗る前に駅近くの酒屋さんで、佐倉の銘酒を土産に買ったのは前述の通り。三十五、六の髪を後ろで結わえた無精ひげの店員さんが感じよかった。楽器屋さんでよく見かけるタイプだ。にこにこしていた。オーナーさんなのか、オーナーの息子さんなのかもしれない。量り売りもやっているので、クルマで行ったときにでも、数種類の酒を買ってみたいものだ。



左:佐倉城を近道から入る。お堀に架かる木橋。実は、コンクリート製。
右:外堀。一部は印旛沼を外堀として利用していたようだ。左手に296号線。



城内の桜は3分咲きくらい。



右:堀田正睦、佐倉藩主。11万石。



左:空堀へ降りる急な階段。
右:天守のある本丸の広場。広々としていて、ピクニックに最適。



左:桜の下では若い家族がのんびり日向ぼっこ。
右;太い幹のヒマラヤ杉もある。



左:本丸を取り囲む土塁。
右:天守の礎石という説が・・・。



左:歴博の中。土器のオンパレード。館内は撮影OKのところと禁止の所がある。
右:平城京の門。もちろん、レプリカ。



左:和菓子屋さん。街の中には情緒のある店構えもいくつか見受けられた。さすが城下町。
右:拾壱万石という名前のお酒。



今日のひと言。
長島(茂男)さーん!
佐倉はいいところなので、東京の家屋敷を売っ払って、佐倉に引越しましょう!!


2008/3/27
しばざ記 438


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