「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記
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「逆ギレのサポセン嬢」
電化製品を買うときは是非地元でね!

このタイトルでは、いったい何のことやら。サポセンとはサポートセンターのことで、例えば、電化製品を買ったり、ソフトを買ったりした時に、わからないことを教えてくれたりとか、修理を扱うところである。大抵、そういう所には、製品に対して詳しい人がいるものなのだ。頓珍漢な答えしか返してこない女の子(ごめん、女性蔑視ではない。実際女の子が多いので)しかいないサポセンもある。

先日、私の購入した製品(電子機器)に欠陥が見つかり、その修理を依頼しに都内(秋葉原)の某販売店のサポセンに行った。この近辺(幕張界隈)のヤマダ電機とか、コジマだったらそこに行けばいいのだが、たまたま都内で買ったので、そうなってしまった。都内は頻繁に出るからまあいいとしても、修理も含めたアフターなどを考えると、少々高くなっても地元で購入するのがベター。特に今回は余計にそう感じてしまった。

その販売店は、メーカーの1年保証の他に、購入してから半年は販売店独自の保証をしている。ネットではそこそこ有名な店である。価格コムで上位に登場するあの店である。店頭販売もしている。過去のユーザーの評価もそれほど悪くない。しかし、この店も含めてこういったネット販売系の会社は売りっぱなしということを買手側がよく認識しなくてはならない。

さて、倉庫と販売するところと殆ど一緒になったサポセンには男性の姿が無かった。奥で何かの扱い中なのか、それとも、たまたま休憩時間だったのか。まあ、いい。私は対応してくれた上田桃子っぽい女の子(明らかに20代)に、製品を差し出し、保証書や領収書を並べ、欠陥の内容説明を始めた。すると、途中まで話していた私の説明を遮り、「ちょ、ちょっと待ってください。難しい話は私には分かりません。」とその女の子がややヒステリックに叫んだ。

えっ!?と私は耳を疑ってしまうのだ。サポセンのカウンタに居る以上、あんたはプロじゃないのか。専門家じゃないのか。自分がわからないのなら、何故、「それじゃ上司を連れてまいりますので、少々お待ちください。」と言えないのだ。それを、「難しいことは分からない。」と言っていいのか、おい。いや、いや、待てよ、たまたまサポートの表示板がぶら下がっている下に居たけど、本当は発送係なのかもしれない。

もちろん私は、心の中で「このバカヤロー!」と思っても、そこは歳の功なら亀の甲、おっと逆か、ま、いい、そう、冷静に対処した。「じゃあ、かんたんに説明しますね。」と私が言いかけたのと、殆ど同時に、「あのぅ。どうせ聞いても、どうせメーカーに出しますから。」と言うではないか。そりゃ、当たり前だろう。メーカーに修理に出さないで、自社で取り扱っている製品の内容も分かっていないおめえの会社に修理が出来るわけない。

さて困った。修理に出す場合、いくらメーカーに出すったって、係の人が症状を聞いて、修理伝票にそれを書くだろう。それが私の常識だった。ところがその女性は、メモも取ろうとしない。「どうせ」なんて言ってやがるし。幸い、実はどんなことで修理を依頼するのか、事前に図解入りのワープロを用意してきたのだ。どうだ、まいったか。これで低能のおまえにも分かるだろ。

女の子は「わかりました。とにかくお預かりします。」と言い、製品と保証書を手に持ちながら、その後の言葉は何も無しで。カウンタから去ろうとしていた。あれっ?普通さあ、お預かり票(受取書)とか、修理依頼伝票とか、そういうのあるでしょ?何も無しでさよならでは、今日、修理に出したことを誰が証明してくれるんだよ。おい。

私は少々腹立たしくなってきたけど、まだ我慢、我慢。「すみません、お預かり票みたいなものってないのですか?」と言った。すると、振り返った上田桃子は明らかに怒ったような顔をして、「この店はそういうのは発行してないのです。」と唇を震わせながら言い放ち、面倒な客だなというような悪態の一歩手前までの状態になっていた。おもむろに名刺を出し、「ここに書いておくから、それだったらいいでしょ?」と言った。

それだったらいいでしょ。なんという物の言い草であろうか。驚いた。少々おじさんも頭に来た。でも、まあ名刺にちゃんと内容を書いてくれりゃそれでいい。ちゃんと製品が直ってくればいいのだ。あるいは、新品に交換でもいい、と思った瞬間。おいおい、今度はメーカー名と製品名が違うよ。何考えてんだ。こいつ。

おそらく、彼女、相当頭に来ていたのかもしれない。何も考えずに頭の中に浮かんできた製品を書いているのだ。もちろん私はそれを指摘した。彼女は更に怒ったような顔立ちになった。私が「それじゃよろしく頼みます。」と言って笑顔をつくったのにも無反応で奥に消えた。事務所の中には同じくらい世代の女性が数人いたものの、一所懸命、伝票の整理や何かのシールを貼っていて、こちらに見向きもしない。隣の販売カウンタの女性も接客に追われている。

外に出て、秋葉原の電気街を寂しい気持ちで歩いた。いっそ、その販売店に対してクレームでも入れてやろうかと思った。だけど、価格コムのレビューに書いてあった、「そういう店は売るだけの店なんだよ」ということが脳裏にあって、ま、それもそうだな、そういうリスクも覚悟で安売り店で買っているのだし、と自分を納得させた。本当は販売専門の店だろうがなんだろうが、お客を大事にしないといけないのはどんな商売でも同じだろ、と言いたいところだけどね。


2008/2/22
しばざ記 414

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