「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

Sibazaki - HOME





巨大かたつむり

昨夜(9月19日)、たけしのテレビで、「2億年後の地球の生物はこうだ!」みたいのをやっていた。遠い未来、空飛ぶ魚とか、イカの巨大なやつ、ジャンプするカタツムリとか、亀の化け物みたいな気持ち悪い生物が地球を支配しているのだ。これには驚いた。で、人間はなにやってるかといえば、その頃とっくに絶滅しているのだ。日中は灼熱地獄、夜はマイナス50度という過酷な環境で、脊椎動物は生きていられないという。

2億年なんて、あまりにも凄い年月なので、どうでもいいって気がするが、それでもここまで築いてきた人間による高度な文明が途絶するのは寂しい。せっせとデジカメのデータをハードディスクに蓄積しているのも馬鹿馬鹿しくなってしまう。(笑)

映画「A.I.」では猛烈に進化した生物が主人公のロボットに、人間がいた頃を再現して見せていた。御伽噺なので、どうでもいいことなのだが、先ほどの未来の生物に当てはめると、ジャンプするカタツムリがその知的生物なのか。いいや、ジャンプするカタツムリがその役目を果たしてはくれそうもない。いくらアタマが良くても、地球の未来をカタツムリには託したくない。

以前他の番組で、人間は将来、地球を見捨ててどこか別の星に移住するなどということが可能になるときが来る、などという内容の番組を見た。でも、いくら文明が発達しても、何万光年の距離があるところに果たしてそんなに簡単に移動できるなんて考えられない。それとも、映画に出てくるように、冷凍にして光のスピードで何万年、何千万年も宇宙をさまようのか。(怖)

どうせ人類が滅亡してしまうのなら、何やったっていいや、などという気にもなってくるし、逆に何もしたくなくなってしまう。あまりそういうことを考えてもどうにもならないので、この話はここでやめよう。

と、ここまで書いたものをぼーっと眺めて、ふと思ったら、なんと、今日は10月2日。つまりもう10日以上もこのテキストはデスクトップに放置されていたのだ。デスクトップは17インチの画面いっぱいにアイコンが並んでいて、何がなんだか分からない状態。たまには整理しようなんて思っているのだが、溜まる一方。金は溜まらないのに、どうしてアイコンは溜まるのか。今度武富士元会長に聞いてみたい。

さて、久しぶりにこのページを書くので、ちょっとだけ気合を入れよう。まず、近況から。といっても、相変わらず貧乏暇無しである。悔しい。一方、忙しいところは同じでもご近所の○川さんはドイツに赴任するという。着々とポジションを固め、数年後には重役のポストが待っている。片や行けども行けども出口の見つからないような仕事で埋没している私は、もう何十年もスキルも上がってないし、金も無い状態。いったい、どうなってるんだ!と、誰かに八つ当たりしたくもなってくる。

「蟻とキリギリス」の物語を例に取れば、若い頃の私はキリギリスだったのかもしれない。しかも、単なるキリギリスではなくて、金の無いキリギリスだったのだ。派手な遊びもするわけじゃなく、貧乏臭いアパートで安い酒を飲んでゴロゴロしていた。あの物語に出てくるキリギリスはもっと優雅だった。あんないい思いが出来ているだけでも奴は幸せである。くそぉ〜、私はキリギリスにも劣るのか。

2004/10/1



パーパル・コ・ロティ by JayNEPAL 


先日、茂野製麺の茂野専務に、韃靼そば粉を貰って、そばがきをつくってみた。結構苦労したわりには大失敗で、全然旨くなかった。その話をジャイネの玉置さんにしたら、その素材を使ったネパール料理があるということで、つくってもらったのが上だ。

そばがきをつくるのにだいたい似ているが、ジャガイモを摺ったものを入れるというところと、下味としていろいろ配合しているのが違うところ。カレーのスープに浸して食べる。

うん、旨い。
素朴な風味だね。

因みにネパールは韃靼そばの産地なのだ。

2004/10/1

しばざ記 Vol.89


<<< 前の記事
次の記事 >>>