俺達のコラム 「言いたい放題」
今こそ幕張新都心の活力をアップさせようではないか!
幕張上空に期間限定の遊覧ヘリ
なぜ、幕張上空のヘリコプター遊覧飛行は駄目なのか!!
新都心の活性化、新都心のリゾート化への気概を持ったある営業マンの挫折。
前置き(俺達管理人)
ヘリコプターの会社なんて日本にいくつも無いと思うのだが、ベイタウンにはその会社の営業職に就く方がいた。VIPの移動や防災、医療などにヘリコプターは使われている。あるいは工事現場、農薬散布、航空写真などにも欠かせない。もうひとつ重要な役割、それは観光飛行だ。ディズニーランドの上空を飛ぶ遊覧飛行、都心の夜景を楽しむナイト・クルージングがそれに当たる。無料とはゆかないが、ヘリコプター会社の存在を一般にアピールする為に必要な販促活動の一環であり、また、周辺住民へのサービス業務でもあるらしい。
彼は、「ベイタウン住民の皆さんに上空からわが町を眺めてほしい」という3日間の特別フライトを計画した。幕張新都心にはたまたまヘリポートがある。しかも、滅多なことで使われていない。これを観光に使用したらよい、と考えたのである。早速企画書を作った。せっかくリゾート地の性格を併せ持つ幕張新都心なのだから、そういう施設も活用しようというものだ。
彼は、生まれも育ちも千葉市の人間である。景気の回復がなかなか見られない世の中にあって、幕張新都心の成長性も非常に気になっていた。いっちょここらで、景気付けになにかやって幕張に人を呼ぼう、と考えた。そこで、先程の話に戻るのだ。そう、ヘリコプターを飛ばそう、とする。ところが、事前に関係機関に大筋の合意は取れたものの、最終判断はNGだった。
2003年7月の初め、彼から1通のメールが来た。
タイトルは、「千葉県企業庁のやる気の無さには失望しました」となっている。
幕張遊覧ヘリの企画が却下されました。
○○○様
多忙中のことと存じますが、メールにてご相談申し上げたく連絡させていただきました。
私は幕張ベイタウンの住民で浦安のヘリコプター運航会社に勤務しております。ベイタウンの住民、ベイタウンのバンド仲間と共に微力ながら先生の応援をさせていただいております。
さて、表題の件でございますが、3月に幕張新都心ヘリポートが近い将来に閉鎖されると伺い、企業庁幕張新都心整備課に存続と活性についてご提案をさせていただきました。
平成元年に開場して以来、当該ヘリポートは、その使用にかかる手続きに10日間もの時間がかかることから、民間の航空会社は利用機会を作ることが叶わずいつの間にか忘れられた存在となっておりましたが、企業庁は年間300万円の外注管理費を負担し赤字事業となっていました。
その原因と対策をレポートに纏め提出させていただきましたが、同時に国際都市幕張をうたいながらも観光資源がない現状を鑑みヘリコプターの遊覧飛行を誘致し活性すべく周辺の施設(メッセ・各ホテル・ロッテマリーンズ等)の皆様にご協力をお願いしながら7月19日〜21日に遊覧イベントを実施する準備を進めて参りました。6月11日には企業庁にて説明会をさせていただき基本的な了解が得られたので、6月18日に○○○○○管理課に使用申請書を提出申し上げたところ、使用の目的が適当ではないとのことで却下されてしまいました。
当初から賛同いただいた職員の方もあり、却下については簡単に承服できるものではありません。
私は平成元年から、ヘリポートの利用推進を図って参りましたしこれまでも遊覧飛行の実績があるヘリポートで、観光資源としての可能性を探ることはとても有益な実験であると確信いたします。
○○○様にその意義をご理解いただき、アドバイス等を頂ければ幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
追伸 ご参考までに、企業庁へ提出いたしました資料を添付させていただきました。
平成15年6月○○日 TAK
↑ 企画書その2(フロー) 企画書その3(概要のまとめ) → < 拡大したものは、下に > |
「幕張新都心ヘリポートの存続と活性」 幕張新都心ヘリポートの存続と活性について、提案項目を整理しました。 視点の変更による運営方法の改善を。 【問題点】 ヘリコプターの利用頻度が低く管理コストに見合う収入が確保できない。 ○使用許可申請から飛行の実施までの手続きに時間を要することが利用頻度の 低下を招いている。(建設事務所経由、下請管理会社委託の弊害) *建設事務所の専門外業務であり、管理はできても運営は不可能。 ○ヘリポートの周辺環境整備が不十分であることが利用頻度の低下を招いている。 【分 析】 上記の2項目が改善された場合、収支も改善されるのか。 ○幕張地区におけるヘリコプター運航の潜在的需要はあると評価できる。 ○国際都市の機能を高める為にもヘリポートの存在は必要であると評価できる。 ○ヘリコプター運航の専門知識や運営手法を採用すれば改善されると評価できる。 【対 策】 現在の管理システムを見直し、より使い易い公共施設運営を実践する。 ○ヘリコプター運航の専門知識を有する民間法人に管理運営を委託する。 ・現状の管理のみを委託するシステムを廃止し、管理から運営を一括して委託する。 ・運営とはヘリポートの利用促進等、増収に繋がる企画の立案から実践を指す。 ・運営までを委託することにより、現在負担している管理委託費支出を全額減額する。 ・委託された法人は、運営益を得ることで事業を継続する。 (運営益とは、着陸料等の収入およびサービス提供や物品販売収入等の利益) ・委託された法人は、365日間の応需体制をとる。 ・運営益は、自治体にも還元され環境整備等の事業に充当することが可能となる。 ○周辺環境を整備し、利用の促進を図る。 ・道路標識に「ヘリポート」の案内文字を追加する等の告知案内の整備。(自治体負担) ・ヘリポート専用の出入口を設置する等の導線の整備。(自治体負担) ・管理事務所および待合室等の設置による利用者サービス。(費用は適正に分担する) *若干の規制緩和が必要となる場合も想定されるが、現行法遵守を前提とする。 *委託先の法人は、状況によりNPO法人とするなど公益性を守る。 |
企業庁の無策無気力に失望です。
○○○様
先日はご丁寧な返信を賜り、ありがとうございました。
新都心ヘリポートの使用については、粘って再検討していただいた
のですが結局、企業庁地域整備部幕張新都心整備課にて否認されて
しまいました。「消極的にならざるを得ない」という極めて理解に苦しむ理由であり誠に残念であります。
リストラに向け自分の立場しか考えず、余分な仕事はせず大過なく過ごしたいという考えが露骨に見え、まったく腹立たしいものです。
現状も、ヘリポート脇での不法ゴルフプレーヤーは見て見ぬふり。
指摘しても、苦笑いで済ませてしまうし、民間会社に使わせないヘリポートの管理費***万円は千葉県***公社に払いながらも実際の業務は発生していない。利用者は千葉市消防ヘリの訓練のみで着陸料は免除となり収入なし。何を考えているのか・・・・。
県民としても本当に残念で、税金を払う気がなくなってしまいます。
確かに、一見美しい新都心ですが、人影はまばらで活気がありません。
先日、幕張新都心のある企業の方とお話したのですが、7月16日にマリンスタジアムで、当地では6年に一度あるかないかのプロ野球の「オールスター戦」というビッグイベントが組まれているのに、駅から球場までの間、一切の飾り付けも出店も許されず、さらに球場に隣接した区域でも何のイベントも装飾も許されないそうです。結局、球場の中だけでしか盛り上げができないそうです。
横浜スタジアムは、同じように都市公園の中に立地していながら、試合開催日には周辺に多彩な出店があったり地元色を打ち出した告知活動でおおいに盛り上げています。
地元フランチャイズの球団に対してもこんな対応では、とてもとても地域の活性など進む筈がありません。球団の成績がいまいちなのも、こうした背景が影響してるといっても過言ではないでしょう。
無能とは申しませんが、全く無気力な県職員のお役所仕事を見ると、本当にくやしくてたまりません。
企業庁など早々に廃止してしまい、民活を進めた方がよいでしょう。
県職員の給与が少し減額になったと聞きますが、一生懸命に行政に取り組んでいる職員も大勢いるなかで、相当の職員はぶら下がりながら、異動を繰り返し責任を転嫁しながら事業の停滞を横目に見て知らん振りをして時間が過ぎていくのを待っているだけの様ですから、そんな職員をリストラし優秀な職員には厚い待遇をすべくでしょう。県職員がこぞって護送船団方式で傷を舐めあっているなど許しがたいものです。
これでは、財政が破綻するのもいたしかたなしであります。
すみません、勝手に言いたい方第に書いてしまいました。
2003/06/26 TAK
企業庁の無策無気力に失望です。(その2)
******* 様
********様
******航空のTAKです。
いろいろ先日来お騒がせいたしており恐縮です。
どうやら、問題視している人は沢山いるようですね。
今後ともいろいろ意見交換をし、盛り上げていきたいと思います。ヘリコプターを飛ばすことにはさほど拘りはなく、あくまでも地元の活性を目標にしておりますのでよろしくお願いいたします。
近いうちに、地元住民の代表も交えて一杯やりましょう!
****航空 TAK
市民・企業・行政のコラボレーションが必要な時代ではないでしょうか。
○○○様
お返事いただきありがとうございます。
ヘリコプターの件は私の生業で利害が絡むのでこれ以上プッシュしてご迷惑をおかけしたらかえって不本意でございますので、程々で結構でございます。
ヘリはあくまでも観光資源開発のほんの一手段であり、千葉県および県企業庁に物を申す為のきっかけであります。幕張新都心の真の活性は、大企業の大規模開発から住民や小規模商店主といった地元に生活する人々の熱意による盛り上げに変革されつつあり、それが本来のあるべき姿かと存じます。
大規模な商業施設の誘致は、一時的に周辺地域から大量な集客をしてあたかも新都心そのものが活性しているかのように見えがちですが、それは、将来に地域の特性を発揮することを阻害し、大きな箱を並べただけのつまらん街に変えてしまうものであります。
地元ならではの、小間口の感じの好い商店街の形成や、特色を持った「祭」の定期開催等、地元の盛り上げはこれからの新都心には必須であります。冠スポンサーで大企業が行うのでなく、住民・企業・行政のコラボレーションであくまでも音頭は住民が取ることが大切です。
もちろん、住民もそこで単に利益誘導行為に走るのでなくボランティア精神をもって一致団結しなければなりません。
そこで、本来ならば県にきっかけつくりを行ってもらいたいところでありますが、現状では到底叶わぬことと察しますので、せめて柔軟な許認可対応くらいはお願いしたいと考えているのであります。
企業庁は土地分譲についても、最近は賃貸に転向しつつありますが、やはり大規模面積での契約に拘り、業務管理のしにくい小区画での分譲・賃貸はしない方針だそうですが、こんなものこそ撤廃して、空地に小間口のおしゃれな商店街を出店できるよう配慮すべきです。
企業は大のみにあらず。そして起業は時代の流れ。
さらに企業庁こそ大企業体質を改め、きめ細かな起業庁と変革していただきたいものであります。
今後ともよろしくお願いいたします。
平成15年7月1日 TAK
この企画へ忌憚の無いご意見をください。
俺達のホームページをご覧の皆様へ。
ご一読頂き有難うございます。
コラムといっても一連のメールの公開に過ぎないかもしれません。
しかし、ここに掲載する意義を感じてください。
私と同じく、なにかをしようという気概を持った方々はたくさんいます。
そのきっかけになればと一石を投じました。
私宛のメールはここにください。
2003年7月4日 TAK
幕張新都心に隣接した幕張ベイタウンは素晴らしい住環境である。
しかし、これからは、住民主導でもっと、もっと、よりよい住環境を築いてゆこう!
皆さまも俺達のコラムに参加しませんか?
ご意見をお待ちしております。
2003年7月4日 ザキ@俺達のホームページ
参考 : 幕張新都心でお祭りをやろう!
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