「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記

「必殺仕事人」
世の中、理不尽なことが多い。理不尽なことで事件に巻き込まれ、場合によっては殺される場合もある。そんなときに仕事人に犯人を殺してもらいたい衝動に駆られるのは当然のことなのではないだろうか。


来春早々、テレ朝系で復活するらしい。中村主水役の藤田まことは食道がん治療で休業、そして今年8月に復帰したばかり。とても75歳とは思えぬバイタリティぶりだ。今回は準主役に東山紀之。なんとなくいつかそういう役をやるだろうと予測していたので、まったく違和感がない。

ところで、必殺仕事人がこの一連のシリーズの代表的な作品だと思っていたら、事実そうかもしれないけど、一発目は必殺仕掛人だったことを思い出した。そうだ、そうだ。私はその頃が一番好きだった。緒形拳の藤枝梅安は怖かった。ぞくぞくした。あと、山崎努の念仏の鉄。それって、次だったけ?仕置人の頃?この辺りまでは不気味さも漂っていたのだが、その後は、ちょっとなよっとした例えば沖雅也とか中条きよし、京本政樹になっていった。

必殺シリーズの醍醐味は、これまでの時代劇にありがちな勧善懲悪じゃなくて、基本的には仕事は金の為にやる、というのがベースになっている。それと、殺し方がちょっと不気味だったりする。つまりある意味、彼らも悪い奴なのだ。結果的には、理不尽にも殺されたり、囚われたりしている者の味方なので、勧善懲悪になるわけだ。結末が見えていても悪者がばったばったと殺されてゆくシーンはスカッとする。ま、水戸黄門にしても、必殺仕事人にして、私怨の処刑人であることは間違いない。つまり私刑(リンチ)なわけだ。

考えてみれば現代の社会でも、理不尽に殺された、例えば我が子だったりしたら、犯人をもっと苦しい思いをさせて何度でも殺してやりたいと言う場合もある。こうしたときに必殺仕事人の存在が必要なのだろう。実際にはそんなことは有り得ない。道徳上も彼らを肯定してはならない。あくまでも彼らはリンチを金で引き受ける闇の殺し屋なのだ。

話は変るが元横綱・若乃花の花田勝氏が先日婚姻届を出したというニュースを観た。いろいろあって、幻滅している人もいるかもしれないが、私はお兄ちゃんが好きなので、嬉しいニュースだ。次はうまくやってほしい。暇があったらベイタウンにでも来てほしいね。何の脈絡もないけど。まじでベイタウン中年バンドで、音楽の範疇から離れた、例えばそのお兄ちゃんとか、長州力とか(なんでそんなのって言わんといて!)お呼びするっちゅうのはどうよ。

おっと、今思い出した。最近、長州小力って見ないね。まちゃまちゃとか、HGなんかも。お笑いのサイクルがめちゃめちゃ早くなってきたようだ。



2008/12/15
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