「俺たち2」管理人による戯言
日記でもない、コラムでもない、単なる戯言。そんな感じ。
筆者は幕張ベイタウン在住のおやじ。結構、歳いってます。はい。
しばざ記
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清澄山の千年杉

生物のT先生の執筆
元旦の地域紙の巻頭にどかーんと掲載されていました!

木更津の住民だったらご存知の、房総ファミリアというタウン紙がある。その一面のトップに、T先生の「スギ」が掲載されていた。T先生は私の高校の時の担任で、生物の先生だった。今は、現役を引退されて、何某かの研究機関にいらっしゃるか、あるいは隠居されているか、毎年、賀状のやり取りだけになってしまったので、現在の職業は定かではない。

しかし、T先生は木更津、君津の界隈では、いや、ひょっとすると、全国的にも有名な人である。仕事という枠を超えた、生物学の研究者で、私が高校を卒業して間もない頃も、休日の度に、愛車のスーパーカブで房総の山奥を歩き回っていた。その実績は地域紙はもとより、時にはかなりメジャーなメディアにも登場していた。何より先生を有名にしたのは、木更津の小櫃川河口に広がる盤州干潟で開催される「干潟まつり」の実行委員長を勤められていたことである。それから、囲碁の達人でもあり、日中友好の囲碁大会(正式な名称は忘れた)の監督なども歴任された。

そのT先生の今回の執筆は、前述の通り「スギ」である。スギの特徴や、歴史などを分かりやすく、また、独自解釈を加えながら語っている。スギの役割や、花粉症にも触れ、結びでは、昭和30〜40年に大量に植林された杉の、功罪も示唆している。長文である。しかし、文章も洗練されていて読みやすい。この長文が巻頭を飾ることで、一気にタウン紙もアカデミックになるのである。素晴らしい。

さて、冒頭の写真は、私が1月1日に撮影した清澄山の大杉である。偶然にもその1月1日のT先生の「スギ」の中にも登場している。T先生の記述によると、その杉の幹周は15,2m、高さが48mである。凄い。有名な屋久島の縄文杉の幹周16.1mには及ばないものの、千葉県が誇る杉であることに間違いない。

T先生、次の作品も楽しみにしてます。
(近々お会いしたいと思います。)


2008/1/8
しばざ記 383

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