「俺たち2」管理人による戯言

10月22日(日)、仕事で筑波方面に行った。茂野製麺さんのお仕事で、真壁町の柿沼製粉さんというところと、石岡市のそば処「山居」に行く。またそのリポートは追って・・・。


筑波山
久々の登山に、膝が悲鳴を上げる。
ハイキング程度なのに、かなり体がナマってるちゅうことだね。



以前、このシリーズに、筑波は私の原風景のようなことを書いた記憶がある。そうなのだ。遠くから眺めているだけで、なんか胸きゅんの山なのだ。その山に何十年かぶりにいざ登るときが来た。ひとりで交通費をかけるのはもったいないので、妻子も強引に誘った。



あまり天気も良くなさそうだし、と思っていたら昼前には太陽さえ出てきた。いや〜、ついてる。ちょっと雲が多いけど。で、まず、(そば工房の取材などの)仕事をやっつけてから、せっかく来たのだからと、筑波山に登ってみることにした。といっても、ふもとから登るのではない。クルマで「つつじヶ丘」というロープウェイの始発駅まで行き、そこから約1時間の行程で877mの筑波・女体山に登るのである。わくわくどきどきだ。

以前は10年前くらいに来た。そのときはどういう理由で登らなかったかは忘れたけど、頂上には立っていない。その前は遥か昔に来たのだが、それもあまり記憶に残っていない。その遥かというのは少なくとも20年以上前は確か。山頂でポーズをとる自分の姿の写真もどこかに存在している筈だけれど、はっきり覚えていない。

従って、初めて来るくらいの気持ちで歩き始めた。歩き始める頃は、夕刻。しかも、どんどん靄が出てくる。おそらく雨になるような天候。やばい。それに筑波は低山だからといって侮れない。急峻な山なのだ。1時間の行程でもかなりキツい。

天候が崩れる前になんとか頂上に行きたいので、私にしてはややハイペースで歩いた。途中、「高天原」とか、「出船入船」といった名称の景勝地があったりしたが、写真を撮っただけで、通り過ぎる。ところが、最初のハイペースが祟って、途中でかなりペースが落ちた。さすがに普段の運動不足を痛感する。頂上まであと300mで、完全に足が止まってしまった。大休止。

妻子は、とっとと私を見捨てて先へ行く。

いいのだ、いいのだ、私はゆっくりが好きなんだよ。ははは・・・・。

一旦大休止を取ると、早く頂上に行くという気力も失せてきた。息は10分以上弾んでいた。気温の割りには大汗。情けない。周辺は、どんどん暗くなってきた。後から来る人もいない。ひょっよして私が最後かも。

気を取り直した。こんなところで野宿はしたくない。気力を振り絞り、前進する。そして、そいて、なんとか16時10分頃にごつごつした岩からなる山頂に立った。写真ではわかりにくいが、物凄くスリリングなのである。






上段左が頂上。眼下には真壁からつくば市にかけての風景がうっすらと。上段右は、山頂(女体山)から見た男体山。今回は時間が無かったので行けなかった。その下の写真は山頂から見下ろすロープウェイ。かっちょ悪いけど、帰りは暗くなってきているし、これで下山することに。因みにロープウェイは片道600円。




ロープウェイで降りると、こんな昭和ワールドが広がっている。100円を入れて動く乗り物とか、滑り台とか。どれも言っちゃ悪いが、たいしたものはない。むしろ、ここで遊んでいると、悲しくなってしまいそうだ。(笑)
(実際には登山する前に撮った写真。)

いずれこういった施設も無くなってしまうんだろうけど、たくさんのクルマがとまっていて、しかも大勢の観光客がいるのにも関わらず、この施設で遊んでいる子ども達を見かけなかった。

圧巻は、上のほうに鎮座するでかいカエル。なんでも「日本一のガマ大明神」。なにが日本一なのかわからない。たぶん大きさを言ってるんだろうけど、日本で二番目に大きいのは薬局の前にいるカエルくらいで、おそらく日本一にこだわっているのは、ここだけだろう。(笑)

あ、でも、私は逆にこういったところ決して嫌いじゃないっす。(笑)




そのガマ大明神の直下にある土産物屋の脇には、怪しげなガマ洞窟まである。入場料は大人500円、子ども(小学生)200円。ご覧のように、左端にはやはりでかいガマがいる。ひょっとして、これが日本で二番目にでかいガマかもしれない。その脇におみくじ。

注目してほしいのは、中央辺りに描かれているガマの油売りの稚拙な絵。かつて、浅草で見たことがある。まず刀でキュウリとか大根を切って、こんなに凄い切れ味の刀なのに、ガマの油を塗った腕は全然切れない。ジレットかなにかの髭剃りのCMに「全然切れてない〜」というのがあるが、ガマの油売りがヒントになったを容易に想像できる。長州小力の「キレてないっす!」というのはまた別ものだろう。

その他、周辺の写真も色々撮ったので、また改めて(ベイタウン旅行倶楽部など)お目にかけたい。ではでは。

あ、そういえば、藤岡琢也さんがお亡くなりになりましたね。私の子どもの頃からずっとラーメンのCMやってた人で、「いったいこの人って、なにする人なんだろう。」と思ってたんですよね。残念です。合掌。

(2006年10月24日)

*     *     *

写真追加。
筑波山の奇岩群は、時間にゆとりがあるときに、もっとゆっくり観てまわりたいっすね。





左上: 弁慶七戻り岩
右上: 出船入船
左下: 北斗岩
右下: 大仏岩  確かに大仏様に似ている。

筑波山の岩々は、房総のそれと異なり、黒くて、硬そうなタイプである。
房総の岩は殆どが砂岩。



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茨城のそばを楽しむ


茂野製麺のカタログ「四季の麺接便」やHPのネタに使う為の取材に。
予め、アポを取って頂いた。

つくばの里のそば工房。

同所は、柿沼製粉の経営。




中は、そばのつくり方や、その道具などを紹介していたり、また、売店もある。
柿沼製粉の商品は上。
これ、全部2つずつ購入。
麺が好きなで。(笑)

もちろん、そば粉も売っている。




裏手には広大なそば畑が広がっている。
もちろん、品種は、常陸秋そば。

盛りはやや過ぎたものの、花が咲いていてよかった。




同じ位置に、妻子。
田舎の景色が似合う二人。(笑)

右後方が、先ほどのそば工房。
もちろん、背景は筑波山だ。




そばの花アップ。
実が成りかけているのがお分かり?




その後、こーんないい雰囲気の石岡市内を通りぬけ、再び筑波方面へ。
そして、その途中にあるそばの名店「山居」へ向かう。

この辺り、絶対に観光名所になってもいいのに、誰もいない。
と、いうか、クルマも人も通過するだけ。
写真を撮っているのは私だけ。

妻子ですら、全然興味ナッシング。
なんだそれ。




到着です。
30分待ちです。

まさに山の中、そして山小屋風。
店名の「山居」に偽り無しですな。

因みに、ここに来たのは、筑波登山の前。
どちらかと言えば、ここに来たのが主目的で、筑波登山はおまけなのだ。




そばを待つ間、こんにゃくを食べる。
これがまた旨いっ!!!!

The 素朴っ!!!




かなり空腹だったので、もつ煮込みも注文。
でも、ビールが飲めないのが残念。(笑)

一応、妻には「飲んでいいよ。」と薦めてみたけれど・・・。




はい、お待ちどうさまっ!!!
天ぷらそばです。
店内にはたくさんのお客さんがいたので、相当待つ覚悟だったけれど、それほどでもなかった。

やっぱ、十割そばはうめえ〜〜〜っ!!!
天ぷらもサクサクしていて美味しい。
抹茶ブレンドの塩で頂く。




麺のアップ。
うまそっでしょ?(もちろん、カメラマンもいい腕しているから???あれっ??)




さすが茂野製麺さんの絶賛している店だけのことはある。
美味しかった。
妻子も満足。

あ、息子は食にあんまり興味ないので、本当のところはどうだかわからない。(笑)

2006/10/22

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