「俺たち2」管理人による遠距離電車マガジン

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ジミー竹内 還暦パーティー


1990年7月1日 於・品川パシフィックホテル

ジミー竹内が60歳になった。15歳の時に米軍キャンプでプロデビューしたというから実に45年のドラム人生。が、しかし、まだまだ若い。90歳になるまでスティックを持つというジミーには還暦はひとつの通過点にしかすぎない。

(90/7/1 Zaki)

<写真上>左から世良譲、ジミー竹内、竹内夫人、原信男



あれから13年。先日、その頃、ジミーがお世話になっていた世羅譲トリオの世羅さんが他界した。ジミーとて、ここ4年は脳梗塞と闘っている。誰もが老い、病を患い、そしていずれは誰もが死ぬ。分かっていることだけど、でも、悲しい。
13年前、私が撮ったジミーの還暦パーティーの世羅さんも、ジミーも、とても若い。
インターネットが無かった時代なので、これらの写真は未公開なのだけど、世羅さんやジミーのファンの方々の為に古いアルバムを引っ張り出してみた。

(2004/2/20 Zaki)




左: 「ご紹介します。・・・・・・・・ジミー竹内さんです!」
この時ばかりは神妙な面持ちだったが、そのうち酒が入ると・・・
右: 当時はまだお元気だったジャズ評論家の油井正一さん。




左: ゲストの永六輔さんとジミーのパフォーマンス。
永六輔さんのトークにはさすがのジミーもたじたじ。
右: サウンド・イン・Sで共演していた伊藤ゆかり。歌唱力はさすがですね。




左: もちろん、この人、しばたはつみさんも。
やはりサウンド・イン・Sでご一緒した実力派歌手である。
ピアノは世良譲さん、ベースは伊藤潮さん、そして、我らがジミー竹内のドラム。
右: 密会現場??
なにやら親密に手を取り合って歓談する原信夫さんと、しばたはつみさん。とても、仲がいいようですな。



繊細なピアノと、ソフトなダンディズムでモテモテの世良譲さん。
この頃の世良譲トリオは、伊藤潮(b)、ジミー竹内(ds)だった。その後、色々メンバーチェンジをしながら、常に日本のジャズシーンの第一線で活躍。



左: 若手ミュージシャンによる演奏も次々に。会場にいる半分はミュージシャンじゃないかと思うくらい人材が豊富。
右上: 原信夫さんの挨拶。
ジミー竹内は「シャープ&フラッツ」の初代ドラマーなのだ。終戦後の話など、日本のジャズの歩みなども含めて楽しいお話だった。
右下: 次々に様々なゲストが演奏する。
音楽家ならではの還暦祝いだ。その間、ジミーはグラスを片手に会場内のお客様へ挨拶に回る。




まるで、豪華版の音楽ショー。一流どころが惜しげもなく出演する。窓の向こうには、遠く東京湾も見渡せる最高のロケーションだ。贅沢だ。会場には多数の音楽関係者が。ここにも、あそこにも、ブラウン管で見た顔がいる。そうそう、司会はあの有名なイソノテルオさん。FM放送などのジャズ番組でもお馴染みだ。




左: 因みに、左が筆者です。
このとき、ジミーと初めて一緒に撮ってもらった記念の一枚。
右: 京都からわざわざ来たデザイナーで、大のジャズファンの平井さん(筆者の大先輩です)と一緒に。




割れんばかりの拍手を受けるジミー。最後に、ご挨拶をするのだが、あっちこっちに脱線しながらのトークで、ウケているものの、なんかピリっとしなかった。まあ、テレ屋さんのジミーならでは、である。


素晴らしい還暦祝いだった。
酔っ払っていても、ジミーのドラムはかっこよかった。
これからも頑張れっ!!

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家族で大多喜まで


2004年3月13日 晴れ。
家族で養老渓谷や大多喜方面への小旅行。
大多喜と言えば、大多喜城。
本多忠勝の居城として有名。
旧木原線、つまり「いすみ鉄道」の可愛らしい車両も観えたし、楽しい一日だった。

大多喜城はなかなか立派な天守閣。
中に入ったのは今回が初めてかな。

それから、大多喜はあのコント赤信号のリーダー(渡辺)の出身地でもある。
彼は確か私と同い年かな。いや、学年が彼のほうが上だった。
大多喜高校のOBだったと思う。
それにしても大多喜にとって偉大なる人物だね。






わかりにくいけれど、大多喜城から夷隅川に架かる鉄橋をいすみ鉄道の黄色い車両が通過する様子が見えた。



大多喜の街は、古い建物が多く、また街づくりの為に一所懸命で、とても好感が持てる。
というか、羨ましい。
木更津もなんとかしてほしいのだ。




左は帰りに寄った養老渓谷の粟又の滝。
一年で一番水量が少ない時なのかな。
ちょっと、いや、まったく迫力が無かった。

右は、大多喜に向かう途中の茂原公園。
この塔に登って景色を眺めたいところだが、今回は下から見上げるだけに。

しばざ記 Vol.65

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