「俺たち2」管理人による遠距離通勤電車マガジン

Sibazaki-HOME





「俳優と釣りをする」の巻

おやじが存命でまだまだ元気だった頃、よく一緒に釣りに出かけた。
自由業だったおやじは、好きな時に釣りが出来る。
夜早く寝て、未明の釣行もあったし、夜出かけてゆき、翌日の未明に帰宅することもあった。
あれは、私が二十代の後半の夏の夜だった。館山のほうのどこか小さな漁港の辺りの防波堤でおやじと一緒に夜釣りをした。おやじは、防波堤の先端のテトラの上に陣取る。大物狙いだ。私は、堅実な路線の五目釣りのつもりで、波間に浮かぶ赤く光る発光ダイオードのウキをあくびをこらえながら見ている。風も無く、夏の空には珍しく満点の星空。浦賀水道をゆっくり走る船の灯りも見える。

「釣れますか?」
私の背後から優しそうな男の声がした。
「まだ全然ですよ。」その声のほうに振り向きもせずに私は答えた。
「この周辺は魚が多いのですかね?」
更に男が聞いてきた。
「そうですね。あわよくばメジナでもかかればいいな、とは思っているのですがね。でも、アイナメあたりかな?魚は多いんですが、この時間帯にこの辺は初めてなもんで。」そう言いながら私が振り替えると、暗がりではっきりとは見えないが、男は白いジャケットに白いズボンの派手で場違いの格好だった。

「実はね、僕、釣りは初心者なんですよ。夜釣りは初めてで。このところ仕事が忙しかったので、気晴らしにでもと、急に思い立ってここに来たのですがね。たぶん地元の人に聞けば色々教えてもらえるんじゃないかと思って。もしよろしかったら、私、あなたのそばで釣っていいですか?」
ずいぶん率直に物事を話す人だと思い、私は彼の顔を見た。星明かりでもくっきりと端正な顔だちのいい男だということが分かった。それに、声に重みがある。ソフトでありながら、渋さがあるというか、うまく言えないが、アナウンサーか役者のような声質なのだ。
「いいですよ。でも、その格好じゃ汚れますよ。」
「あ、大丈夫です。釣りに来て汚れないということはないでしょう。」そう言うと彼は防波堤の上を元来た方向へすたすた歩き始めた。懐中電燈も持っていないようだった。

少しして、今度はおやじが私のほうに歩いてきた。仕掛けがたくさん詰まったタックルボックスが、がしゃがしゃ鳴る。独特のでかいクーラーボックスと、タックルボックス、頭にライトがついているので、すぐ分かる。
「いやあ、まったく駄目だ。ほれ、メバルが1匹釣れたんだけど、どうやら潮が止まってるらしい。食いが全く無い。」周囲にぽつりぽつりといる釣り客に同意を求めるような大声でおやじは叫んだ。
「こっちも駄目だ。餌も無くならないし。」
「ポイントを変えてみるか。おまえも行くか?」おやじは、漁港の反対側の防波堤を指差した。
「いいよ。そういう時ってどこでも釣れないじゃないの?」
「そうか。俺は行くぞ。」そう言いながら電子ウキをぶらぶらさせておやじは闇の中に消えた。

「おやじさんかい?」
少し経って再び白いジャケットの男が私の近くに立っていた。
「そうですよ。」
私が振り向くと、女性も一緒だった。夜目にも鮮やかな赤い服に白い顔に一瞬目を奪われた。ちょうど私が一旦竿を上げ、餌を付け直している時だたので、防波堤の上に置いた電池式のランプがその女性をほのかに照らしていた。
「こんばんは。」落ち着いた声でその女性が私に挨拶した。
防波堤の潮の香りに混じって香水のいい匂いが漂っていた。若くも見えるがおそらく四十歳手前のその女性は白いジャケットの男のやや後ろに立っていた。鮮やかではあるが、それは顔だちが常人に比べてあまりにも非の打ちどころが無く、化粧ばえのする派手な顔だちなのだ。決して下品ではなかった。
「ねえ、なにが釣れているの?」女性は私のすぐ側まで近づいた。そして、クーラーボックスを椅子代わりに座っている私の足もとのところどころに並べた道具類を覗き込むように腰をかがめた。
甘い香りも一緒に近づく。殺風景な防波堤の上が一瞬花畑になったような気がした。私は自分の手もとの餌に目を落とし、その女性に顔を向けないようにした。視界の隅に白く細い足首と黒っぽいハイヒールが飛び込んできた。だいたい釣りをするような防波堤にハイヒールで来るなんて、火曜サスペンス劇場で夫殺しの主人公が自殺するシーンなど、ドラマでしかお目に掛かったことがない。
「いや、全然釣れてないですよ。」私が慌てて返事すると、今度は白いジャケットの男が、「こら、失礼だぞ。釣れてない人にそういうこと聞くのは。」と笑った。
改めて私が振り返ると、その男はどこかで見たことがあるような顔だちだった。年齢は50歳くらいだろうか。たぶん時代劇によく出演している俳優さんだ。彼は手にしっかりと竿を持っている。もうひとつの手には白い塩ビの大きな袋を下げている。

「よかったら、食べませんか?」
男は袋を少し高くして私に見せた。
私がきょとんとしていると、「夕方買った弁当なんですけど、食べ損ねちゃってね。」と言う。
「どうぞ、召し上がってください。釣りの授業料にはならないけど。あ、お父様の分もありますよ。」すかさず、ハイヒールの女性も言う。
「ビールもありますよ。これは買ったばかりだからぬるくなってないと思うけど。」今度は白ジャケが飲む仕種をしながら微笑む。
「せっかくなんで、じゃあ頂きます。でもビールはいいです。」私がぺこりと頭を下げると、「そうですか。よかった!じゃあ私、お茶を持ってくるわ?」と女性が再び戻ろうとしたので、私は慌てて制した。足元が暗い上に、船を係留するための太いロープが所々に横たわっていて危ないからだ。それに、飲み物くらいクーラーの中に入ってる。
「すみません。懐中電灯を持ってくるのを忘れてしまったんで。じゃあ、僕が行きますので。あ、そうだ、面倒なお願いなんですけど、ちょっと私の車まで一緒に来てもらえますか?道具を見てもらいたいんです。」白ジャケが申し訳なさそうに言った。
「それは構わないけど。」私がそこまで言った時に、「大丈夫よ。私ここで待ってる。海風が気持ちいいし。」と女性が微笑んだ。
「おい、○○子、ちゃんとこの人のウキを見てるんだぞ。」
「でも、釣れたらどうするの?」
「さあ。そしたら大声で誰かを呼びなさい。みんな助けてくれる。」
確かに釣り場では釣り客同士が助け合いをする。おそらく白ジャケも気さくな性格だからいつもこういう調子なのだろう。

私と白ジャケの男は、私の照らす懐中電燈を頼りに防波堤の付け根のあたりの少し広くなっているところまで出た。そこには夜釣りをする人たちが乗ってきたクルマが10台ほど並んでいる。白ジャケの男が私を白いスポーツカーの前まで連れてゆき、「これです。いやあ、助かります。夕方慌てて釣り具屋に寄ったんですがね。なんせ素人なんで、何を買っていいやら。釣り具屋のおやじさんに適当に見繕ってもらいたくさん買ってきたのですが、実際にあなたに見てもらって、何を持ってゆけばいいのかと。」白ジャケの男は、ドアを開け、後部座席に山のような道具類を指差した。
白いスポーツカーはベンツだった。釣りにはまったく不適なクルマである。しかも2シーターのクルマなので、後部座席といってもコートなどを一時的に置くくらいのスペースしかない。
「あれ?クーラーボックスは持ってこなかったのですか?」私は思わず叫んだ。
「いやあ、どうせ釣れんでしょうから、要らないんですよ。」男が端正なマスクを少し歪めて笑い、「逆に、餌は山のようにありますよ。」と言った。
私は窓越しから餌を受け取ると、黒鯛が好む生きた豆ガニや袋イソメ、青イソメまで2パックずつあった。確かに腐るほどある。それにしても、その釣り具屋はなにを考えているのだ。だいたい黒鯛なんて初心者には絶対に無理だ。それから仕掛けも種類も多かった。よくもまあこんなに買ったもんだと私は呆れてしまった。

我々が戻るとその女性は私のクーラーボックスにぼんやり座っていた。「ごめんなさい」と言いながら立ち上がったが、「どうぞ構わないので座っていてください。」と私は言った。仕掛けをたくさん持ってくるぐらいなら折畳みの椅子でも持ってくればいいのだ。だいたい懐中電燈も無いのに、こんなところへ、しかも女性を連れてなんて常識を知らないのか。私は少し腹が立っていた。いや、正確にはヤキモチだったかもしれない。
「○○子、座らせていただきなさい。申し訳ないね。そうそう、○○子ね、この人の道具を使わせてもらうことになったよ。新品を卸すのもったいないってね。」と、白ジャケット。
「あらまあ。甘えてばかりで。すみませんねえ。」と、女性は白ジャケから大きなポットを受け取るとカップに茶を注ぎ、私に渡した。
弁当もどうぞと言われたが、私は白ジャケ用の仕掛け作りを優先した。電子ウキは私の予備を使った。そして、ぽちゃりと水面に落とし、「いいですか、これ持って、ウキが沈んだら上げてくださいよ。」と、白ジャケに竿を渡した。
「よし。大物を釣り上げるぞ。」
「まあ素敵!頑張ってね。」

暫く、三人で世間話に興じていた。二人とも、私が話す何気ないことにいちいち驚いていた。世間を知らないのかもしれない。少し風が出てきた。夏の夜といっても、長時間海にいると寒くなってくる。私は女性が少し寒そうにしてるのが気になった。一旦クルマに戻った時に白ジャケがカーディガンを持ってきて、それを肩から羽織っているものの、どう見ても気休めでしかなかった。私が、寒くないですか?と聞こうとしたその時である。突然、彼女が「あ、引いてる。引いてる。」と叫んだ。
白ジャケのウキが確かに波に揺れている。
「ははは。おかしいなあ。ちっとも引いてないぞ。これはね、波の関係なんだよ。さっきから何度も上げてるけど、ずっと餌はそのままだし。」と白ジャケが言った途端、今度は誰の目にも鮮やかにウキがつつつーっと潜ってゆく。
「上げて、上げて。」私が叫ぶ。
白ジャケは慌てふためき、リールを勢い良く巻き始めた。竿の先が大きくしなる。
「手ごたえがあるよ。こりゃ大きいぞ。」
「ほらごらんなさい。ね、私の言ったとおりでしょ?」
「あんまり勢い良くリールを回さないほうがいいですよ。」私は玉網を持って彼のもとにゆき、サポートの準備をした。
「△△ちゃん、がんばって!」女性は拝むような仕種で叫んでいた。
えいやっとばかりに魚が水面から飛び出た。初心者に多いのだが、引っこ抜くという感じで魚がぽーんと空中に舞い上がった。黒鯛だろうか、銀色の20、30センチの魚が今度は反動で大きく振り子運動をしている。白ジャケは手を伸ばして、何度か魚を掴もうとしているのに、行ったり来たりしている。女性は、それを面白がって大笑いしている。仕方ないので、私が手を延ばし、魚のすぐ上の糸と捕まえた。獲物はタナゴであった。

「どうだ。凄いだろう。な、な。これ鯛かもしれないよ。」白ジャケが女性に向かってポーズを取った。
「えーっ?鯛?ちょっと違うみたい。でもいいか。大物ね。△△ちゃん、凄いっ!先生より先に釣っちゃったね。」
どうやら私は先生らしい。
「これはタナゴですよ。でも型は大きいですね。ちゃんと食べられますから持って帰ってくださいよ。」私はタナゴを取り外して、新しい餌に取り替えてやりながら、タナゴの習性などを説明した。彼らはどうやら私の話は聞いてないようで、カメラを持ってくれば良かったなどとぺちゃくちゃ歓喜していた。
その後、私の竿にも当たりが出るようになった。まず、小型だがメジナが釣れた。次にアイナメ。ここに来てからずっと置きっぱなしにしていた根魚用の仕掛けに食い付いた。割合大きい。すると、白ジャケの竿も大きくしなっている。女性が再び歓声を上げている。私がアドバイスする前に彼は魚を見事取り込んだ。またまたタナゴである。

「いやあ、実に面白いですな。こんなに釣れるとは思ってもみませんでした。」白ジャケは楽しそうに私に話しかけた。
その後立て続けに彼はタナゴを釣った。タナゴは群れているので、一度アタリがあると次々に釣れるケースが多い。
ちょうどおやじが戻ってきた。
「なかなか食いが悪かったけど、ほら、メジナ2枚上げたぞ。」と、クーラーの中身を見せた。懐中電燈で照らされた35センチほどのメジナは苦しそうに大きな口をぱくぱくしていた。
「おじさん、息子さんにお世話になってます。」白ジャケもクーラーの中身を見ながらおやじに頭を下げた。
おやじは教え魔なので、捕まったら怖いぞ、などと私が思ってる間も無く、既に話が弾んでしまった。
おやじは、私と白ジャケの間だ割り込むように腰掛け、そこに糸を降ろした。本当は帰るつもりで戻ってきたのだろうに。

私は急に孤独になってしまった。そればかりか、アタリも無くなってしまう。少しずつポイントを変えて彼らから10mくらいのところに移動した。タナを変えてみたりもしたが、やはりアタリが止まってしまったようだ。彼らは相変わらず盛り上がっている。私は、更にポイントを変えてみた。彼らから約50mほど離れたところにクーラーボックスごと移動する。あまり釣れそうな気がしなかった。ぼんやりと再び遠くのほうを航行する船の灯りを眺めていた。波は穏やかで、時々光るプランクトンが見えたりして幻想的でもあった。暫く粘って何も釣れないので、時計を見たら10時を回っていた。
すると、突然人の気配を感じる。甘い香水の匂いだ。
「どう、釣れてる?」黒いハイヒールの女性が、彼らから離れて私のところにやってきた。
「いや。全然。」やっとの思いで私は答えた。暗がりの中で二人きりになったような気分だった。

「あなたもやっぱりあっちで釣ったほうがいいわよ。あなたのお父さんね。凄いわよ。立て続けに大物釣ってしまうんだもん。」
「そう言っても、こういうことって運もあるし、仕方ないですよ。今日はアイナメのでかいのを釣ったから、それはそれでいいんですけどね。」
私はわけの分からないことを喋る。何故か強がっていた。十歳は年上の女性の色香に翻弄されていたのか。あるいは、おやじの登場で、先生の座が奪われたということなのか。どうもモヤモヤした感じだった。
「あなたのお父さんって、面白いわねえ。私も△△ちゃんも大笑い。釣りもたくさん教えてもらっちゃった。」
「おやじは教え魔なんですよ。釣り歴も長いし、休みの度に釣りをしてます。」
「あとね。スカートでこういう処に来ちゃ駄目だって。叱られちゃったわ。」女性はくすくす笑いながら私のすぐ側に来た。
「確かに。夜の防波堤の上は危険ですよ。つまづいたら大変だ。海に落ちても知らないですよ。」
「そうね。今度から気をつけます。」

私はどうも気が利かないことしか口から出ないのかもしれない。なんかこうもっとパットしたことが言えないのかなどと思い、憂鬱になった。実は一番知りたいことを聞いていないのがモヤモヤの原因なのだ。私は意を決して、聞いてみることにした。
「あのう。ちょっと不躾な質問をしていいですか?」どきどきしながら私は女性の顔を見る。星明かりと水面からの僅かな反射で青白く整った顔だちが浮かんでいた。さっき初めて見たときよりも上品な感じに見えた。笑い皺があるくらいで、若々しい。それに、女優のように美人なのだ。いや、きっと女優に違いない。
「なにかしら。変な質問だったら答えないわよ。」
「失礼かもしれませんが、あなたは女優さんですか?」やっとの思いで、しかし勢い良く尋ねた。
「大昔はね。ね、なんで?どうしてそんなこと聞くの?」
「い、いや、お綺麗だな、と思って。」
「まあ、嬉しい。でもね、女優くずれってとこかな。あんまり売れなかったから誰も知らないわよ。今じゃ単なるオバサンよ。」
「十分若いですよ。」
「有難う。」
「あの人は?旦那さんですか?」
「旦那?うーん、そうなのかなあ。いいじゃない、どっちでも。彼のことは知ってるでしょ?」
「どっかで見たことはあるような気もします。」
「あー、知らないのぉ?ちょっとした有名人なんだけどなあ。あなたは絶対に知ってると思ってた。」
「やっぱ、俳優さんですか?」
「そうよ。」

「おーい、○○子。そろそろ帰るぞ。」白ジャケットが叫んだ。
その女性は「はいはい。」と言いながら、私の顔を一瞬見てから白ジャケとおやじのいるほうへ歩いていった。私ももうこれ以上は釣れないと思い、店じまいをした。そして、慌てて皆のいるほうへ戻る。まだ話が盛り上がっている。
「お父さん、今日は本当に有難うございました。もしよろしければ宿のほうに寄って一緒に飲みたいのですが。」
「いやいや、そんなのはいいよ。それより気をつけてな。おい、クルマのところまで送ってやれ。」おやじは私に送る係を言いつけた。
私は一番後ろから懐中電燈を二人の足もとを照らし、ついていった。
「ほんと、楽しかった。有難う。お父さんに、よろしく言ってくださいね。」白ジャケが振り返った。
「私も楽しかったわ。またご一緒できるといいわね。ね、あなた、ここには良く釣りに来るの?」今度は女性。
「いいえ。滅多に来ないです。せいぜい富津とか金谷の辺りまでかな。」
「そう?でも、きっと△△ちゃんも釣りが好きになったようだから、どこかの釣り場できっと会えるかもね。」

白いジャケットを着た俳優と、ハイヒールを履いた元女優は、クルマに乗り込み、窓を開け、私に軽く会釈をすると、ゆっくりバックさせて、そして私がぼんやり立っている反対側にのろのろと動き始めた。白ジャケは運転席から私に対して手を振るとそのまま深夜の小さな港町へと消えていった。

あれから数年して私は結婚し、そしてこどもも出来た。その数年後、おやじは鬼籍に入った。白ジャケの彼のことはずっと忘れていた。しかも顔だちすら覚えていない。何故今になって俳優と釣りをしたことを急に思い出したのか分からない。テレビで古い映画など観ると、ひょっとたらあの俳優かもしれない、と思うようなこともあるが、たぶん思い違いだろう。釣りをする機会もめっきり減っている。あの時、「またどこかで会うかもしれないわよ。」と言った女性の言葉が唯一はっきりと耳に残っている。今年はそんなことがあってから十五年目くらいだろうか。この先、もしあのときの俳優のカップルに出会うことがあってもお互いに分からないはずだ。映画俳優なんて、毎日どれくらいの人と会っているのか数え切れないだろうし、なにしろ私も彼の顔をまったく覚えていないのだから。それ以上に会う機会も無い。けれど、もし拙文を見て、「それはあのときに私だよ。」と教えてもらったらどんなに嬉しいだろう。一億分の一を期待してこの文を書いた。

2003/12/10

▲このページの先頭へ




大宮から観る山の景色


この季節になると、大宮駅からは西の方面に奥秩父の連山が見えてくる。
めっきり山登りに行かなくなってしまったものの、強烈に山への郷愁が沸いてくる。

2003/12/13

▲このページの先頭へ




お台場から有明


義父の誕生祝いの食事会で有明へ。
その前にちょいと時間があったので、お台場へ行く。
私は、仕事の関係で夕刻に現地。
家族は昼間からお台場界隈に先行して行って、色々なところを散歩している。

それにしても夕日が綺麗だった。



レインボーブリッジ。

上空に雲がかかっているが、太陽の方角は晴れている。






落日のとき。

いいね、いいね。

きっとこの近くのどこかで妻子も観ている筈だ。



こんな素晴らしいシチュエーションでライブをやっていた。
いいね。
こういうのにはすぐに反応してしまう。

ただ、そろそろ待ち合わせの時刻が迫ってきているので、一所懸命歩いて有明のワシントンホテルへ向かわないと・・・。



ビーナスフォート、パレットタウンの入口。



夜の観覧車にはいっぺん乗ってみたいな。



夢の懸け橋って名前だっけ、ここ。

三脚が無いので、何かを台にして撮ったので、こんな端っこからのアングルになっている。

ここを渡ると、もうすぐだ。



というわけで無事に到着。
食事をした場所は(たぶん)最上階の和食の店。

窓からの景色はご覧の通り。
綺麗だ。



ちょいと増感しているけれど、東京タワーを中心とした方向を撮ってみた。

いいね、ここ。



食事が終わった後の記念撮影。
本日の美女たち。(笑)



クリスマスツリーの前で。

2003/12/13

▲このページの先頭へ




木更津港の落日


2日連チャンの落日。
息子と二人、中ノ島大橋(歩道橋)から観る。

新日鉄君津工場の煙突の林の中に落ちてゆく太陽。

2003/12/14

▲このページの先頭へ




我が家から見えるパティオス22番街


時々眺めている。
ずいぶん出来上がってきたね。

あの向こう側にあった海の方面の景観が無くなってしまったのは残念だけど、その分、海風が軽減されたのかな。どうなんだろう。

2003/12/20


しばざ記 Vol.51 

▲このページの先頭へ


<<< 前の記事
次の記事 >>>