「俺たち2」管理人による遠距離通勤電車マガジン

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2003年11月、まとめて4つ書いてしまった。
とはいっても、毎度おなじみのくだらないお話。お時間があれば、ちょっと見ていってね。
ではでは。




「つくづくツイてない」

北海道の真っすぐな道を走っていて、急に飛び出してきた車にぶつかり、大怪我をした知人がいる。観光地から外れているので、休日には物好きか、道に迷ったクルマが入り込んできて平日の10倍の交通量があったにしろ、普段は平均して一日に数台しか走らないような農道である。

知人の話だと、制限速度よりスピードは出していたという。飛び出してきたほうのクルマもそこそこのスピードがあったようだ。問題の十字路近辺には大きな立ち木が数本並びそこだけ死角になっていた。相手のクルマは本来一旦停止のはずだったが、止まらなかった。

一旦停止を無視して事故になるなんて、当たり前のことなのだが、一日数台しか走らないような道で、おそらく相手側の走っていた道なんて、もっと少ない交通量なのに、出会い頭の事故が起きるというのは、いったいどういうことなのだろう。

その道は、直線距離が3kmくらいはあるはずで、途中に牧場のほか、何も無いらしい。現場はその真ん中くらいだと聞いた。こういうところでだ、故意にだって、相当の条件をクリアしなければ、滅多なことでは衝突しない。

諸々のことを考えると、宝くじに当たるような確率なはずなのだが、意外とこういうケースは多い。この事故のほかにも、似たような話は良く聞く。航空機事故など、確率から見れば、ごくごく小さい、限りなく無に等しいと聞いた。それなのに、その機にたまたま乗り合わせて命を落とした方は凄い確率に当たってしまったのである。大変気の毒だ。

そのごく稀にしかない確率に当たってしまうのは、まったくツイていないとしか言い様がないのではないか。いや、宝くじに全然当たらないからってしょげている人は、不幸な確率のほうに遭遇しないということで、逆にツイているのかもしれない。

とはいっても、私もつくづくツイていないと思うことが多い。良くないことは重なって起きるし、絶対にこうあってほしい、と思うこととことごとく違うほうへ展開することが多い。

つまらないことだが、先週雨上がりの道を自転車で走っていた時のことだ。会社の近くの店に買い物に行くのに同僚の自転車を借りた。少し走ると、前方に道路がややいびつになっているのか、大きな水たまりがあった。ほかの場所はまったく乾いているのに、そこだけ水たまりがあるのだ。仕方なく車道にはみ出て通り過ぎようとしたら、大型のダンプが勢い良く走ってきて、警笛を鳴らす。慌ててよけたものの、結局その水たまりに自転車が入り込んで、水しぶきでズボンが汚れてしまった。

なんということだ。その道もそれほど交通量の多い道ではない。しかも、そこを通り抜けるわずか数秒の間だにクルマが走ってくる。まるで申し合わせたように走ってきたのだ。店に行くまで、結局このクルマだけしか出会っていない。先ほどのケースに似ている。しかもだ。驚いたことに、帰りも同じ場所でクルマが通過した。今度は、ひょっしたらその場所に差し掛かるとクルマが来るのではと、さばを読んで、水溜りの手前で一旦止まっていたので、さっきのようなことはなかった。

ほんと、つまらないことかもしれないが、つくづくツイていないと思う今日この頃なのだ。他にも色々あるが列挙したらキリが無いのでやめておく。ことごとくツイてる奴が羨ましいぜ。

しばざ記 Vol.48 その1
2003/11/15

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「ミセパン」
女子高生のスカートが短い

なんでだろ。
寒いのに。

11月を過ぎるとさすがにオジサンである私は急に寒さを感じるというのに、女子高生は一向に平気らしい。若さのせいか。素肌の白く細い足が痛々しくも見える。彼女らはお洒落優先なのだろうか。

ひと昔前だったら絶対に親が黙っちゃいない。娘を持つオヤジは、とかくこういうことに敏感だった。
「なんだ!はしたない。みっともないからやめなさい!」などとどなり散らしていた。最近ではどうなんだろ。
みんながやってるから、時代の流れなんだから、いいじゃないか、などと割り切っているのだろうか。

巷には短いスカートの女子高生が氾濫している。ちょっとだけ短い、というだけでは気が済まないのかもしれない。股下10センチ、ちょっと屈めばたちまちパンツ丸見え状態だ。長いスカートの女子高生は貴重だ。それでも昔に比べたら短い。

短いスカートの女子高生は、駅の階段で必ず、後ろを手で押さえ、パンツが見えないようにして登る。なんだか酷い。ヘンな光景だし、すぐ後ろの紳士に失礼だぞ。そりゃそれで見えたら儲けもんだけど。

そしたら、会社の女の子(20代前半)が、「あれって、ミセパンだから、見たってしょうがないよ。」と言った。ミセパン??なんじゃそれ??見せてもいいパンツのことらしい。「見せパン」と書く。へんなの。そういう呼び方があるのか。なんか、いい加減にしろ!と言いたい。

そういえば、2カ月くらい前、テレビのニュースバラエティに「女子高生のスカートはなぜ短いか」というタイトルを新聞のテレビ欄で見つけた。是非、観てその理由を知りたかったのだが、残念ながら見逃した。観ていればこの「しばざ記」でもう少しマトモなことが書けたかもしれない。

ところで、こういう話題は本望ではなかった(?)のだが、友人のKさんのご要望にお応えして敢えて「しばざ記」に書いてみた。どうも私みたいな中年男がこういう話題を書くと、イヤラシイことしか書けないと思っているらしい。残念ながら、短いスカートをすっかり見慣れていて、食傷気味なのだ。悪しからず。

しばざ記 Vol.48 その2
2003/11/17

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「近所のシャンソンおばさん」

私の近所に(というか同じマンションに)シャンソン歌手が住んでいる。
おばさんと書くと怒られそうだけど、まあ、私より年上だからいいか。
いや、おねえさんと言っておこう。(実際にお若いので)

若い頃は役者をやっていて、なにかのきっかけで都内のライブなどでシャンソンを歌うようになった。その若いときの写真をお借りしたが、フルバンドをバックにした華やかな舞台で歌っている姿が凛々しい。

今、彼女の職業は翻訳家である。趣味としてシャンソンに関わっている。

正直言うと、私は生まれてこの方、シャンソンというジャンルにはまったく興味も無かったし、まさか関わるということは一生無いと思っていた。ところがだ、ひょんなことで彼女と知り合い、そして一緒にバンドとして活動することになった。皮切りが、昨年のベイタウンミュージックフェスタ。ここで私はベースを弾かせてもらった。

今まで、まじめにベースを弾いたこともないし、勉強もしたわけでもないので、へろへろだった。しかし、良い経験になった。今年になってメンバーが代わった。ベースもシャンソンねえさんの義理の弟さんが弾くことになった。そして、近所のネパールレストラン・ジャイネパールでのライブを目標に練習を重ねた。11月16日、いよいよその時がやってきた。

殆どが身内、といってもそれでも満員。バンド名はプリティレディス。シャンソンおねえさんは黒いドレスに身を包み、そして静かに歌った。フランス語の歌は1、2曲。他は、日本語の恋歌だ。時折見せるほほ笑み、そして憂いの表情。陶酔している。

ネパールレストランは、いつもと違った雰囲気。このライブは、ベイタウン・ミュージック・セレクションというシリーズのミニコンサートだ。今回のシャンソンねえさんで20回目。いろいろなアーティストが出演してくれた。若い世代から年寄りまで。(笑)

家の近所でこうした音楽が聴けるというのはなんと素晴らしい環境なのだろうか。我々が始めたライブのシリーズも徐々に市民権を得ている(と思っている)。しかも、この街には数々の音楽家が暮らしている。すっきりとデザインされた街と芸術性の高い住民。こんな環境はなかなか無いぞ。

それにしても、20回という切れ目のよい回を飾るのに、近所のシャンソン歌手が出演するなんて、なんか不思議でもある。同じマンションに住む私がプロデュースしてるし(笑)。今後どんなアーティストが出演してくれるのか、楽しみである。



しばざ記 Vol.48 その3
2003/11/18

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「タイポグラフィー」

文字組みの綺麗な印刷物は見ていて気持ちが良い。逆にいくら写真が良くても全体が著しくアンバランスなものを見ると、がっかりしてしまう。こういったことを気にするのは職業病なのかもしれない。
さすがに駅張りのポスターや中吊り広告を見ているとプロのデザイン性が感じられるが、中にはトンデモないのもあり、おいおい、と思ってしまう。

ここ数年、自分でもHomePageを作ったり、簡単なチラシをボランティアで作ったりしているので、ますます文字組みの重要さと難しさを体感している。特にHTMLの場合は制約が多過ぎて難しい。だから、最近凝りに凝った凄いページを見る度にその熟練した技術に脱帽するのである。まあ、私の場合、誰かに教えてもらったりしていないし、マニュアルも正式に読んだことがないので、独学というより、我流なのだが、そろそろ我流にも限界を感じている。

「お、ここ2、3日は[しばざ記]が続いてるよ」
久しぶりにこんなに続けて書いている。大丈夫かおい。ネタが溢れていて書いているわけではない。電車に乗ってる時に起きているということだ。なにか本でも読んでりゃいいのに、読書の意欲が沸かない。だから無駄にテキストを打っている。それだけ。

しばざ記 Vol.48 その4
2003/11/18

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「武蔵丸が引退」

武蔵丸が引退した。しかし、32歳なんだ。すげえ、若い。あんなに怖い顔してるからもっと歳食ってるのかと思った。

私は四十を過ぎてから、世の中で活躍している有名人の大半が年下になってしまっていることに、軽い衝撃を受けるようになった。三十代の頃は、偉い人物がいても、俺より年上だし、仕方ないと思っていた。でも、四十代になると、若いくせに、俺より数段上、いや、まったく歯が立たないくらい凄い奴が年下だと焦る。
下手すると、政治家でも若い奴らがどんどん当選している。私の同級生も政治の道を歩み初めている。政治家って、自分よりもずっと上の世代の人たちかと思っていたら、自分もまさにそんな年齢に突入しているのだ。まいった。いつまでも馬鹿やってていいのか。

お笑いに関して言えば、テレビで自分より年下の奴が面白いことやってても笑わないことにしている。いや、実際面白くない。たまに面白い奴もいることはいる。だが、世間は我々の年代より確実に下の辺りの世代を中心に動いている。今まで俺らが中心だったのに。悔しい。正直、お笑い界に限らず、若い奴のギャグは分からなくなってきている。

おっと、表題からどんどん離れていってる。そう、武蔵丸。武蔵丸に限らず、相撲取りの引退は若い。32歳だといっても古いほうかもしれない。たいてい、中学を卒業して入門し、仮に30歳で引退したとしても15年角界にいるのだ。だから本来年寄りになってもおかしくはない。

昔は「1年を10日で過ごす(稼ぐ)良い男」なんてちやほやされた力士たちも、長引く不況と大相撲の人気低迷が原因で実入りが少なくなっているという。体を相撲取り独自に増強させ、厳しい稽古に、怪我などで、力士の体はぼろぼろになっている。親方になれば幸いだが、なれない者もが大半。そして角界から去ってゆく。

人気力士とて、引退後は厳しい。かつてのように、簡単にタレントになれるのも難しい。曙のようにK−1にデビューしてもこの先どうなるか分からない。もっとも、生涯関取(十両以上)になれなかった力士も数多い。あの体躯だからいきなり普通のサラリーマンになれ、っていっても難しい。ちゃんこ屋だって、そうそう儲かるわけではない。

一説によると、相撲界の人口は野球の比ではなく多いという。大赤字の部屋もある。いくら勝負の世界とはいえ、厳しすぎる。私は古くは柏戸、大鵬(小学校低学年の頃)以来の相撲ファンである。高校の時は、先代の貴ノ花が全盛の頃だった。あの時代は相撲は単に勝負の世界というだけでなく、華があった。そう思うのは私だけではないはずだ。

とにかく、日本人の横綱が出てこなくては話にならない。頑張れニッポン!

しばざ記 Vol.48 その5
2003/11/18

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千葉駅伝


ベイタウンの中をトップで疾走するエチオピアの選手。



うちのマンションの前で応援するこども達。

おっと、息子もいるよ。(笑)

2003/11/24

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息子の誕生日


11月26日、学校から勢いよく帰ってくる息子。
それを嬉々として眺めて、そして写真を撮るおやじ。(笑)



手にはポストに入っていた夕刊と、なにかのお手紙。(笑)
すげえ、嬉しそうなのだ。

2003/11/26

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しばざ記 Vol.48


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