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当ページの管理人のつぶやく独り言。「しばざ記」というタイトルです。(笑)
深く考えないで下さい。
2001年1月より適当なタイミングで更新します。
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★印は、Shibazaxのコーフン度を表します。


しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記 しばざ記


たまにはまじめに、そして怒りを込めてコラムを・・・・
互換性を考える

パソコンが徐々に家電化されているこの時代だからこそ、各メーカー間で互換という部分をかなり意識してくれている。もちろん、Windowsの世界ではPC/AT互換が中心になってからバス形状やコネクタ類がほぼ統一されている。しかし、一昔前はどうだったかというと悲惨だった。IBMのOS2があり、NECは独自の98シリーズ。富士通なんて専用機みたいなFMタウンを作り、シャープはMZシリーズを出していた。まだ世界的に互換性が本気で実行されていない黎明期なのでいたしかたないのだろうが、一方ビデオのメディアでも相当涙を流した人も多いだろう。ベータとVHS。形状や大きさの関係で双方の互換は無い。強気だったソニーも最後は生産を中止してしまった。古くはパイオニアのLカセット。オープンデッキに近い音が出るという図体のでかいカセットデッキとの中間的なサイズだった。むしろベータのビデオテープくらいの形状だった。

悲惨なのはワープロ。私が最初に買ったものはキャノンのラップトップタイプだった。キャノンといえばキャノワードというシリーズで人気があったが、それ以前のものだった。乾電池でも動作し、小さなモノクロ液晶が付いていた。液晶といっても小さなもので、1行しか表示できないし、おまけにレイアウトの確認も出来ないので、いちいちテスト印刷しなければならない。文字は明朝だけ、大きさも1種類で、平体、半角、倍角しかなかった。それでも今まで手書きの文字しかなかった私にとっては大きな武器となる。家庭で簡単に活字が打てるといったら、テプラの祖先ともいえるダイモしかなかった。だから、長い文章もすらすら活字に出来るワープロの購入で字の下手な私は非常に助かった。その代わり、この程度の機能だけしかないワープロも現在のパソコンセットにスキャナ、デジカメを加えても足りないくらいの価格だった。

問題は、ポータブル性を重視している為に機能が限定されている。当時はなんとも思わなかったのだが、バックアップがついていない。もちろん乾電池さえ入れておけばデータは消滅しない。それに、FDDがポピュラーになりつつある途上なので高かったこともある。今みたいにデータ資産がどうのこうのなんていう時代じゃなかったのだ。だから他の機械にデータを移すことも出来ない。当たり前のことだが、以前作ったプリントにミスが見つかり、修正を加えて打ち出したいとき、うっかりデータを消してしまった為に最初から作り直したことが何度もある。

当時、キャノワードのキャノン、オアシスの富士通、ルポの東芝がワープロでは強みを発揮していた。パソコンにもワープロソフトはあったにはあったが、日本語には弱いようで人気はイマイチ。だから、オフィスでの文書作成はワープロ専用機が主流。もちろん、この時期5インチと3.5インチのFDDはあった。データのバックアップを考え、これじゃいかんと考えた私は大枚をはたいてFDDが付いてCRT(ブラウン菅の画面)の付いたオアシスを買った。キャノンのワープロを買ってから4、5年経った頃だったと思う。金額は覚えていない。30万円から50万円の間だった気がする。しかしこの機械は画期的だった。今まで1行しか表示できなかった液晶と月とスッポン。データの保存も出来る。FD1枚の価格は忘れたが、現在でもその時に作ったデータがある。

ところが、当時作ったデータを友人が自分のマシンで使いたいということで貸したのに使えないことが判明した。友人のは後発で登場したカシオワードだった。つまり、当時のワープロはメーカー間で全く互換性がなかったのだ。キャノワード、ルポ、オアシス間でのコンバートが出来るようになったのはだいぶ後になる。更にあるとき、別の人間にワープロで書類を作るようにお願いしていたことがあった。とてもボリュームのある仕事だ。この時も偶然カシオワードで作られてしまった。今ではデータが優先され、出力の一形態である紙への印刷は補助的でしかないのだが、当時は紙が全てであった。私は膨大なプリントに目を通しながらレイアウトを変えたいと思った。指示している暇が無いので、自分でやってしまおうとした。しかし困った。データの互換が無い。依頼先の個人資産であるワープロを貸して欲しいと電話したら、どうも旅行に行ったようで連絡が取れない。私の手元にある使えないFDと膨大なプリントが虚しい。考えた末、とうとうカシオを買うことにした。カシオは安く良い機械を出していたのと、だいぶワープロも安くなってきたので、思い切った。

右の写真がそのカシオの機種だ。定価は12万円くらいするところ、錦糸町のディスカウントショップで8万円くらいで買った。このワープロもCRT画面なのだが、小さいので見にくい。だが、この機種を選定した理由のひとつが当時オアシスポケットなるモバイル機のような子機(別売)を使って移動先でもデータの入力が出来ることだった。そろそろシャープの電子手帳がポピュラーになりつつある時代だ。シャープは後に手書き入力の「書院」をヒットさせている。

カシオの新しい機械は楽しかった。オプションのハンディスキャナで画像も取り込めた。このスキャナ、確か2万円くらい。オートシートフィーダーも買った。もちろん、約4万円くらい出して子機のポケットワードも手に入れた。これで、モバイルとの連携が出来る。当時ポケットオアシスが10万円を超える価格だったので、機能こそプアなもののなんとか半額以下でモバイラーの仲間入りになった。その後ポケットワードの使用頻度を考え、専用のプリンタも買った。モバイルを過信していたのかもしれない。感熱式で3万円以上した。ポケットワードと親機、それから専用プリンタの通信は専用のカード。諸々をまるで取り憑かれたように買った。専用カードは、PCカードをやや小さくしたような雰囲気だが、他のどのメーカーにも互換は無い。そうはいっても将来に備えてこのカード(1万円くらい)を3枚ほど買った。これで完璧。なぜこんなにオプションに金をかけてしまうのか、戸惑いながらも、それでも満足だった。

時は流れ、ラップトップ型のワープロが非常に優れた機能を持ち始めた。仕事柄どうしてもワープロは必要だったので、次に買う機種を選定していたところ一太郎が専用機に劣らない性能であることを友人に聞いて、一気にパソコンを導入した。ここで問題。カシオのワープロ専用機はどうなる。ポケットワードもメモリカードもスキャナも専用プリンタも何ひとつ使えない。総額20万円以上のシステムは、パソコン導入によって一瞬のうちにガラクタに化した。いや、ハードもそうだが、カシオで作ったデータはパソコンに取り込めない。ワープロ機を出していた各社はDOSで読めるようにその後改善した。しかし、私の買った機種はカシオ独自のOSだった。

似たようなケースに5年くらい前のパワーザウルスがある。モバイルが仕事上必要になってきた時、手書き入力が優れているザウルスを選んだ。メモリが4MBと8MBの2種類があり、容量の大きい8MBタイプを買った。30万画素のデジカメが付いて14万円くらいだった筈だ。加えて、メモリカードも買った。8Mで4万円だった。たった数年前のことだが、メモリは高かった。揺れる電車の中では手書き入力がなかなかうまくゆかないことが分かり、ポケットキーボードも買った。結局、さほど使わなかったパワーザウルスにも20万円を投資したことになる。しかもその後、後継機種としてザウルスでなく、キーボードが優れているNECのモバイルギアを買ったので、これらのハードやオプションが無駄になってしまった。駄目押しは、保護ケースなどだ。不幸中の幸いとしては、DOSのデータ互換が出来たこと。写真もJPEGなので、バックアップは未だに残っている。

そう考えてみると、私がDOS/Vマシンをスタンダードにするまでは、次々に形状やOSが変化する商品を懲りずに買い漁っていたような感じだ。最近は後悔しないように互換性のことばかり考えている。不幸中の幸いだが、95から98になってもデータは使えるし、周辺機器もなんとかイケる。ただ、一太郎を使っていた3.1のソフトはあまりにも陳腐化していて使えない。ハードも同様。Windows以前の機種は基より、USBや高速CPU、ギガ単位のHDDが必須なソフトが主流である現代では数年前のパソコンなんて鉄屑にすぎない。

ゲームにしても同様だろう。プレステ2が空前のヒットになる前はスーパーファミコンが主流であった。ゲームなんて一過性で構わないという方ならまだしも、高価なカートリッジに金を注ぎ込んでいた方々も多いはず。私の頃は、ゲームはテレビテニスだけの時代を経験している。その後、ブロック崩しに変化する。アーケードではインベーダーゲームが席巻し、私も見事にハマってしまう。前後してファミコンがブームになる。このあたりからゲームが文化になってゆくのであるが、私は完全に乗り遅れてしまった。失敗したのは、取り残されないように、ゲームをする為に買ったMX−2というテレビでパソコンまがいのことが出来るマシンを買ってしまったことだろう。世間はマイコンブームでもあった。。当時、NECのトレーニングキットに始まる一連のべーシック言語のマイコンが急ピッチで若者もハートを捕らえつつあった。最初は3桁の数字を表示するのが関の山だったのに、いつの間にか会社のシスコンのようにCRTの画面で操作するようになった。

話が前後するがMX−2は悲惨だった。ゲームをする為に買ったのだが、ソフトがファミコンのそれに比べて5割り増し。おまけにワープロなども出来ると言っても専用のプリンタなどを買う余裕が無かった。まして家庭のテレビの画面で文字を表示させるのはキツい。結局このMX−2の短いブームが去ったあとも比較的大きな残骸に恥ずかしいくらいの思いをした。ただ、ゆとりがなくてゲームソフトは2本しか持たなかったのは、少しの慰めだった。

ところで、我が家には何の電源だったか分からなくなってしまったACアダプタがごろごろしている。殆どが本体にセットになっている専用電源だが、中には別売として高価なものもある。この電源にも互換性で苦しむことが多い。まずは本体の動作電圧。似たような格好をしていながら電圧が異なると動作しない。1。5Vのヘッドフォンステレオや3Vで動くポータブルCDプレイヤーやラジオ。6Vのデジカメ、12Vのビデオカメラ、16Vのモバイルコンピューターなど。しかし、それぞれが国際標準で決まっているわけではない。中には単三3本などという中途半端なもので動作するものもある。また、電流も大きな要素。いわゆる少ない電流がMAXなACアダプタは大きな消費をする機器には使えない。

決定的なのはジャック、コネクタの類。一見同じように見えても差し込み部の口径が異なる場合が多い。さすがに最近ではピンジャック形式のものはヘッドフォンのように微弱な負荷のものに限られてきたが、そのヘッドフォンですら「大」と「小」がある。またこれも決定的なこととして極性が外側がマイナスなのかプラスなのか、それとも内側がプラスなのか否か、というような問題である。最近では殆どの場合外側がマイナス、ピンジャックの場合は先端がプラスの極性を持つケースが多い。いずれにしても様々な仕様が混在しているには違いない。多少半田ゴテを使える人ならコネクタ部分を買ってきて極性を変更したり、形状を換えたりして互換性を持たすことは出来る。しかし、電源部のショートや、瞬間的な逆電流で本体をパーにするケースもあるので、慣れていない方は止めておいたほうがよい。また、ユニバーサル式というのかマルチパーパスのタイプもあり便利だが、これも要注意。

電源といえば、専用バッテリの互換も厳しい。特にビデオ、モバイルパソコンなど、長く使うつもりで専用充電器を買ったり予備用のバッテリを買っても本体の買い替えで何の意味も持たなくなってしまう。これで相当苦労している人がいる。なるべく代替で乾電池でも動作するもの、あるいは乾電池ホルダーが付属しているものが理想だ。なかには昔の機種で内蔵バッテリの交換はユーザーで出来ない仕掛けになっている。注意したい。まあ、専用バッテリは本体の形状に大きい意味合いがあるので、仕方無い場合も多い。私がショックだったのは、コードレス電話の子機用に買っておいた専用バッテリがひょんなことから押し入れから出てきたことだ。その電話は今やもう姿を消している。バッテリが弱まったので買ってきたのだが、忙しかったこととちょうど良い製品が登場したことで買い替えてしまったように記憶している。

いずれにしても消費者はメーカーが勝手に設定した互換性に常に泣かされている。ためしに家の中を見てみよう。ろくに使われることのなかったオプションがごろごろしているはずだ。「我が家は新品を買うとき、オプションも含めてまるごと下取りに出している。」なんていうお父さんもいるだろう。しかし、よーく見れば、押し入れの中から出るわ出るわ。メーカーを替えて使えなくなった一眼レフの交換レンズとか、髭剃りのヘッド部分、本体はとっくに使わないのに何故か充電池が何本も揃っているウォークマン。うちなんて数えたらキリがない。互換性とは関係無いが、背広のズボンだけくたびれて、ジャケット代わりになってしまった「上だけ」とか、やたらそんなものが溜ってくる。今、この文章を電車等でタイピングしている初代モバイルギアのセルラーカードなんて数万円したのに、今じゃ使い様がない。赤外線ポートだってNECの98専用なので今の機種とまったく互換がない。一体、我々は互換が取れない為に無駄に金を使っているのはどれくらいなんだろう。ごろごろ転がっているACアダプタ、専用充電器、ワープロ用オプション、ハンディスキャナ、ベータのテープ、専用モバイルカード、メモリカード・・・。これらをトータルすると、どのくらいの金額になるのだろう。恐ろしくて計算できない。

こんなことを考えているのは私だけなんだろうか。生活にゆとりのある人だったら、当たり前と考えているのだろうか。一時、レーザーディスクともうひとつの針でデジタル信号を拾うビクター方式があった。知人はそちらを選び、大後悔した。しかし、そういう部分のメーカー側の保証は何ひとつない。修理部品の保有期間くらいだけだ。使えないソフトを大事に保管していて果たしてそれらが日の目を見る時が来るのだろうか。私も時々間違って出てきた古いオプションを見ながら涙するのであった。このコラムについて、「あ、俺はこんなことでやられてしまった。」、「騙された!」という経験のある方、事例をご披露して下さい。解決は出来ないが一緒に涙してあげよう。そして、二度と日の目を見ることのないオプション君を供養してやろうではないか。メール、頂戴。では。

追伸:そうだ、最近のデジカメも記録メディアが「スマートメディア」、「コンパクトフラッシュ」、「メモリースティック」ってな感じで種類があるぞ。私は現在スマートメディアタイプのデジカメだが、メモリを5枚保有している。仮に本体に寿命がきて買い替えとなったら、このメディアを重視してメーカーを選定するのだろうか。いいや、またその時には別の選定方法で違うメーカーを選びかねない。再び大量のメモリカードが余ってしまいそうだ。

続く。
(こういったものは枚挙にイトマが無いので、また折りを見て書きたい。)

2001/2/1

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かるた


実家でおばあちゃんとかるた遊びをする息子です。
奥にいとこのおねえちゃん達。

2001/1/1

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市原 千成ラーメン



ここ、独身の頃、時々寄ってたなあ。
結婚してからは初めてかな。

うん、なかなか旨かった。

2001/2/3

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ダイエー木更津店


ここがクローズしたのは非常にショック。
他に買うところないよーーーっ!!

2001/2/3

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ひなまつり発表会


だははは。
なんかこっちまで恥ずかしくなってしまうよ。

息子のお遊戯。いや、劇???
息子は、左端の黄色いマントみたいなものを羽織っている。
なんの役だったっけ???(笑)

なんにしても楽しく、そして面白おかしく。そして、泣けてきた。

わははは。
わかった。
鳥だ、鳥。
くちばしのついた帽子をかぶっているではないか。(右の写真)

くそぉ、自分の息子ながら、なんて可愛いんだろう。困ったもんだ。(笑)

2001/2/24

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浅草を歩く


時々歩きたくなるんだよね。

それにしても、このMS30、ちいさくて便利なんだけど、画質悪いなあ。
もうちょいなんとかならないかしらん。



浅草演芸ホール。
そういえば、この中に最後に入ったのって、もう10年以上前だなあ。
たまには落語でも聴いてゆきたいよ。

2002/3/2
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しばざ記 Vol.02 

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