還暦になっちまった老害予備軍による戯言
ブログ的なページですが、自分向けの備忘録の色合いが濃いです。すみません。
筆者は幕張在住のじじい。初老とは言いたくない。あくまでもじじいです。(笑)
しばざ記
しばざ記(最新インデックス) しばざ記(INDEX-52)  しばざ記・ブログ版  俺たちのHP(パート2)
「行田〜深谷へ」
京都に行った時のように殆どヒラメキで小旅行に行くことを決めた。行き先も適当。今の季節は”せいしゅん18きっぷ”が使えるからね。
スマホ版 = 

野坊の城と行田市街
深谷の街を歩く
七ツ梅酒造跡
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7月20日 水曜日

いい天気。
連休(世間は違うよ)なので、どこかへ行きたい気分。



前日に、店頭で見かけて急に食べたくなった。

そうだ、きゅうりのキューちゃん、最近食べてなかったぞ。

アツアツごはんに乗せて食べると、なんでこんなに旨いの???
懐かしさとともに素晴らしい朝食だった。

ああ、どこかへ行きたい。
行きたい。
行きたい。
行きたい。



どこかへ行こうと早い段階でそう思ってたのに、いつの間にか、昼になってしまった。

しょうがない。
まずはビールだ。



正午を回って、まだ行くべきか、行かざるべきかを迷っている。

どこへ??

そもそもどこへ行くかも決まっていない。
ただ、もうPCに向かうことも限界に達している。

とりあえず、出かけてしまおう。

意を決して家を出たのは12時40分。

駅に向かう道をひたすらあれこれ考えている。
どこへ??

実はノープランではない。

行きたいところがあり過ぎるのだ。
しかし、考えているうちに、というかぐずぐるしているうちに昼を回ってしまっている。

選択肢が狭まってしまっている。

困った。

しかし、確実に駅に近づいている。



海浜幕張駅の改札のところで「せいしゅん18きっぷ」を購入。

そして上りホームでこれを飲む。
この時点でまだ行き先が決まらず。

少し瞑想したが、浮かんでこない。

とりあえずは東京駅で考えよう。
上りの京葉線に乗る。

車中でうとうとしながらも考える。

南に行くか、北に行くか。
それとも西に行くか。

なんとなく、北へ行こうということに決めた。
東京駅で宇都宮線、高崎線の発着がある7-8番ホームに。



さてと、宇都宮線にするか、高崎線にするか。

そうだ、宇都宮線じゃないほうにしよう。
何故ならば、宇都宮は餃子ツアーで行こうという案がある。

そういうことだ。

なので、この案内板に出ている13時59分の高崎線籠原行きに乗ることにする。
いや、宇都宮線で行って、大宮で乗り換えよう。
その10分を活かし、大宮で弁当でも買ったりできそうだ。
昼食がまだなので...。

大宮まで、あれこれ考え、深谷へ行くことにした。
深谷は前回の大河ドラマの渋沢栄一の故郷。
確か、血洗島の生家も保存されている筈。



14時30分頃、大宮駅に到着。

しかし、この時点で次の籠原行きよりもその次の高崎行きに乗ったほうが、時間的に余裕。



さすが大宮。
ホームに立ち食いそば屋あり。



ざるそばを所望。

そして得意お早食い。

奇跡だ。
籠原行きに乗ることが出来た。

よし、10分の節約。

大宮から籠原までは結構あるね。
うとうとしだす。

その時に天のお告げ。

一年くらい前だったか、それとも2年くらい前だったかにドラマに出てきた行田へ行こう。
路線図を調べると、深谷は籠原よりも先で、いずれにしろ籠原行きでは後の列車に乗り換えなくてはいけない。
ま、お告げというか、そういう理由でもある。



ということで、行田に降りた。

行田駅に降り立つのは初めて。
もちろん、熊谷バイパス等で近辺を何度かはクルマやバイクで走っている。
二十代の頃はバイクで旧道を走っている。

しかし、その頃は行田に野坊の城があることや、足袋の街であるとかの認識が無く、素通りしていた。



行田駅。
東側に降りる。

おおざっぱに、東側が情緒ある街並みだというくらいの知識。
スマホ持ってきているが、田舎の街だから方向さえ間違わなければ、適当に歩いて、目的地へ到着するだろうと高をくくっていた。



ほほう。
観光案内図があるぞ。
現在地が、赤い部分で....。
あらら、観光名所はこの地図によるとずいぶん下のほうだわい。

方角は下が南東。
ちょっとややこしい。

ま、とにかく歩くの好きなんで、多少遠くてもいいわい。



それにしても人が歩いていない街だ。

誰も歩いていない。

駅前の商店街っぽい道路にはぽつんぽつんと飲食店がある程度。
営業しているのかどうかも不明。

この時点で、15時20分。
連日暑い日が続いているものの、今日はお陰様でそう暑くない。
むしろ熊谷の近くまで来ているので、猛暑は覚悟していた。



まったく観光地っぽくないが、こんな和菓子屋があったので、せめて観光地の雰囲気を味わいたくて、寄ってみた。

水曜日がおさつどら焼きが110円という看板に惹かれて...。




お。
まあまあ美味しい。

まあまあというのは、ワタシ、どら焼きはそれほど好みじゃないもので...。
すみません。

あ、でも、以前から言ってるように、年寄りになってきてから和菓子が徐々に好きになっていて、そのワタシがまあまあの評価ということは世間の皆さんが食べたら凄く美味しいと感じる...、ちょっと回りくどいか...



一日駐車して250円かあ。

いいっていえばいいのだろうけれどね。
だいたいこの辺りって駐車の取り締まりってあるの?

一応、あるんだろうね。
この駐車場にクルマいっぱい駐まってるし。



と、まあ、こんな感じで歩いて、駅のほうを振り返る。

あ、こんなものしか歩いてないわ。

もっとサクサク歩かないとね。

ということで、一心不乱で歩くが、段々建物も少なくなりたいくつな一本道になる。

道路だけは立派だけど道の両側はぽつんぽつんと民家やなんかの事業所や倉庫があって、あとは畑混じりの殺風景、典型的な地方都市にほど近い田舎という感じ。

完全な田舎だったら写真に撮るんだけど、そうでもない中途半端な風景なので、カメラはバッグの中。

ああ、距離的なものをよく確認していなかったので、よく分からんが、とんでもなく歩かなくてはならないのだろうな、きっと。

ま、いいか。
とにかく一所懸命歩くしかない。

不思議なことにバスもあまり通らない。

というか、バス亭そのものが無いんじゃないか?



先ほどの和菓子屋から35分くらい歩いたところに、まあ、写真に収めてもいいかな、という看板が出てきた。

と言っても、どうでもいいんだけど、これ。

いやぁ、それにしても35分歩いてこれだからねえ。

で、観光地っぽい看板とか、お城の方角を示すような標識が一切無い。

なんかこの街って、色気ないねえ。

ま、そんな愚痴をこぼしつつも、とにかく情緒あるであろうその行田の旧市街を目指す。



で、先ほどの看板から更に20分近く歩いて、道路の向こう側に自転車で走っているおっさんを発見。
クルマ以外に初めて人に会った。

そうだ、この辺りってコンビニも無いね。

と思ったら数分歩いたところにコンビニを発見。
すかさず中に入って、冷たい飲み物を買い、店頭で飲む。

で、店頭で、その辺りのおっさんらしき人がいたので、ちょいと話しかけてみた。

「野坊の城ってまだ先なんですか?」というように...。

逆に、「どこから来たんだ?」とか、「それ大変だ。」とかそっちの方向になって、あれよあれよという間に、送ってやるよということになったかと思ったら、「軽トラを取りに行くから待ってろよ。」ということになった。

なんだかよくわからない展開。

でも、もうそんなに遠く無い距離に来ているということが分かった。

そうそう、ここでもスマホで調べりゃいいじゃん、ということを忘れている。
文明の利器を使わないのがワタシの主義。
いや、そんなことはないんだけどね。(笑)

あ、それと、軽トラ取りにいったおっさんは、おっさんと言ってもワタシよりは若いみたい。
ワタシはじじいだから、そりゃそうだよな。

少し説明が長くなったので、割愛するが、要するにこういうこと。
下図は、前出の行田駅前にあった案内図を利用したもの。



JRの行田駅からずっと歩いてきて、軽トラのおじさんに会ったコンビニを表している。

つまりだ。
ワタシが行きたかった野坊の城こと、忍城はとんでもなく遠い。
更にだ、いわゆる行田の観光名所はJR行田駅で降りるんじゃなくて、お隣のJR熊谷駅で乗り換えて、秩父鉄道の行田市駅で降りるべきだったんだ。

大失敗。
時間のロス。

大ショック。

まあ、ショックなんだけど、しかし、話を元に戻すと、ここで親切なおじさんに軽トラに乗せてもらって水城公園とか、忍城を案内してもらったのだ。

いやぁ、ほんと、しかし、凄く楽しい人で、このおじさんの出現によって、行田が好きになってしまった。
それと、あまり詳しく書けないが、やはり親切なおばちゃんにも会った。
こちらも嬉しい。

みんないい人。

こども達も元気に挨拶してくれた。
どうも有難う。

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野坊の城と行田市街


水城公園。

なかなかいいところ。



古代蓮池。



こんなのがいた。

アオサギだっけ???

近くを通ったのだけど、じっとしていた。
人に慣れているのだろうか。



結構広い。

前出の軽トラおじさんは、この時、何をされていたかと言うと、この池のほとりの道端に軽トラを停め、のんびり休憩中ということだ。

それは申し訳ないので、「忍城は歩いて行くから大丈夫ですよ!」と言ったのだけど、時間があるからと、待っててくれている。
「じゃあ、どこかで食事しましょうよ、ご馳走させてください。」と言うと、そんなには時間が無いと言う。

なんかでも、本当にいい人みたい。

ところで、この水城公園って、何?
忍城のお堀の跡かね。

Wikiを観た。

かつての忍城の周辺の外堀跡を整備した公園である。忍城が取り壊された後、外堀は忍沼と呼ばれていたが、北部から次第に埋め立てられ、行田市役所や市立体育館が建設された。2020年(令和2年)現在で水面が残る南端部が1964年(昭和39年)4月、埼玉県内最初の都市計画公園である水城公園として開園した。広さは約10.3haである。

やはりね。
外堀跡なんだね。



こんな立て看板があった。

おお、まさに、これだ。
このドラマなんだよ。

えーっ、あれやってのって2017年だっけ?
そんなに前だったかなあ。

全部観たわけじゃないけど、忍城なんかが出てきて、それが印象に残っていたので、今日ここにいるのだ。



この池のほとりにこんな店があった。
十万石まんじゅうの店だ。

かつて埼玉に勤務していた時に、大宮で二度ほど利用した。

いいことを思いついた。
その軽トラおじさんにお土産として持っていってもらおう。
この辺の人にこの辺のお土産はヘンだけど、いいよね。

ということで、小さい箱のセットを1つ買って、軽トラおじさんに渡したら、「なんだよ、こんなことしてもらったら悪いよ。あんた持って帰りなよ。」と言う。

「いや、それは困るんですよ。ワタシ、これから忍城に行って、行田の街を色々歩こうかな、なんて考えているので、貰ってくださいよ。」と言って、強引に押し付けた。

「じゃあ、悪いね。貰っておくよ。」と軽トラおじさん。
ワタシが埼玉に勤務していたことがあると話したら、そこから会話が盛り上がってしまった。

でもあんまり盛り上がってもその後の予定がどんどん遅くなるので、丁重にお礼を言って、忍城へ向かおうとした。

じゃあ、分かりやすい道のところまでは送るよと、軽トラおじさん。
なんていい人なんだ。

写真を撮りたかったけど、こういう人っておおよそ写真を撮られるのを好まないと思ったので、やめておいた。

有難う。
またお目にかかれるといいですね。



ということで、この道をまっすぐ歩いてゆくと忍城ということだ。

やや、いつの間にか16時30分だ。

いやいや、観光地は早いから忍城に入れるのだろうか。
ま、眺めるだけでもいいか。



なんかレトロな街並みだなあ。

観光地っぽくはないな。



少し歩くと、忍城に出た。
お堀の左側に天守(かな?)。

逆光でまぶしくて直視できない。

少し歩いて位置の調整。

でも、ここだ、ここだ。
ドラマに出てきていた。

役所広司が歩いていた道だ。
その風景。

なんか懐かしいなあ。
そんなに真剣に観ていなかったけれど、お城のある風景がとても良かった。



おお。
なかなか立派な城じゃないか!!!

橋を渡って門の中に入ろうと思ったが、門は固く閉まっていた。

やっぱりね。

16時くらいで閉門するんだろうね。

うーむ、残念。

こっち方向からの城しか観ることが出来ないのかなあ。

ということで、城内の立ち入れる道を経て、ぐるーっと回ってみることに...。



半周回ったところに郷土博物館の入口。

残念なことに、こちらも閉館していた。

それで、半周回ったけれど、忍城の姿はどこからも見えなかった。

後で分かったが、忍城内の大半がこの郷土博物館であり、ここに入れないと、つまり敷地には殆ど立ち入れないといういうことになる。

うーむ。
残念。



城のほぼ裏側へと周りこんでみた。



いい景色。



お、やっと見えた。

木が邪魔している。

ま、いいか。

敷地内を出て、コンビニでビールを買って飲む。
ああ、旨い。

さて、どうしたもんかな。
選択肢のひとつは、バスでダイレクトにJRの行田か吹上に行って、そこから深谷を目指す。

もうひとつは、行田市街を歩き、秩父鉄道の行田市駅から熊谷に出て、そして深谷に行く。

少し悩んだが、前者のバスでという選択をした。
バス停はコンビニのすぐ近くにあって、そこでのんびりビールを飲む。

あれ?
ひょっとして..。

なんか30分以上もバスは来ないことが判明。

なんだそりゃ。

しょうがない。
もうひとつの選択肢、行田市街を歩くほうにせざるを得なかった。

でも、行田市街、実は歩いてみたかった。

とりあえず、行田市駅方面へ歩く。
ここでやっとスマホの地図を観る。

最初から観てりゃこんなにへとへとになるまで歩かなくてよかったんだな。
そんなことを考えたり、しかし、軽トラおじさんにも会わなかったし、親切なおばちゃんにも会えなかった。

あ、親切なおばちゃんの話はしてないね。
でもいいんだ、ワタシの心の中にちゃんと記憶しているので。

表現が難しいので、パスしているだけなんだけどね。(笑)



公園にC57が展示してあった。

歩いているうちにだんだんと行田市駅に近づいているのか、田舎感が薄れ、街の雰囲気が地方都市の感じになってきた。



清善寺。
その山門。

いい雰囲気なので、境内に少しだけ入ってみる。



正面に本堂。

少し時短を意識して、ここはスルーすることにした。
眺めるだけで申し訳ない。



川を埋め立てたような跡。
欄干が特異な形をしているから、きっと、寺社仏閣に関連があるんだろうな。

説明書きとか、そういうのも無いし、歴史の中で埋もれてゆくのは忍びない。



なんかいい感じの店舗。
なんだろう。



トリミングしてみた。

なんとお弁当、総菜の店だったか。

キッチンmama。



ツイッターより。

お、なんかいい感じじゃん!!
次に行く機会はなかなか無いと思うが、もう一度巡りあったら、なんか買って食べたいな。

この後、少し歩くと割合広い道に出会う。

そこで、たまたま通行人のおばちゃん(50代くらい?)に行田市駅の方向をお訊ねする。
おー、一応勘は当ってたな。

その広めの道を左折する。
本当は色々寄りながら行きたいところだが、もう17時20分頃。
深谷にも寄りたいので、がまん、がまん。

しかし、そのおばちゃんから逆にワタシに質問。
どこから来たのかとか、何しているのかとか。

適当にお答えしているうちに、今度は行田の見所などを語り始めた。

ああ、だめだめ。
もう時間が無い。
と、心の中で叫んでいた。

もっと早くおばちゃんに出会いたかった。

丁重にお礼を言って再び行田市駅を目指す。

でも、本当に感謝。
しかし、行田って優しい人が多いんだなと実感。



ちょうどこの角を曲がったところ。
左側をまっすぐ行くと行田市駅。

信号のところに自転車を押すおばちゃんがいるが、その方ではないので。



忍城十五門の内 八軒口御門跡
行田市教育委員会

と、書いてある。

しかし目立たないところにあるなあ、これ。
道路に造れなかったんだろうか。



さすがに駅前通りとなると、いい感じの建物がちょこちょこ出現する。
この藏みたいな建物はおそらく外壁を新しくしているのか、他の建物とのマッチングがばっちり。



大きな神社も出現。
なかなかかっこいいね、これ。




M's House。
なんだろう、ここは。

ネットで、この建物の写真は出てくるけれど、なに屋さんなのかの情報は出てこない。

プチホテルだったら楽しそう。



こんな建物もいいね。
これは完全に藏だね。




少し交通量の多い交差点に出た。

おお。
この道、いい感じと思ったら、電柱が無い、いわゆる電線の地中化をしているのであった。
素晴らしい。

この通りを渡り、この通り沿いに少し左(西方向)に歩く。

するとそこが本来の駅前通り。



ここを右(北)に行ったところが行田市駅。

つまりここが一番の繁華街。

と、言ってもさほど賑やかではない。
でも、味のある感じ。

こういう小都市は好きだな。

武蔵野銀行のこの裏手のほうに「足袋とくらしの博物館」というのがあるとのこと。
また通行人の若い女性にお聴きした。

親切に教えてくださり有難うございます。

今日はもう無理だ。
また機会があったら行田に是非リピートしたい。



なんと駅前広場に面して、こんな店がある。

ひなびたのどかな駅前広場なのに。(笑)

ま、これもご愛嬌ってやつか。



行田市駅南口。

ここから熊谷へ向かい、そして高崎線に乗り換え深谷へ行く予定。

しかし、行田はほんと、またすぐにでも来たいなあ。
街並みもいい感じだし、今度は古墳にも行きたい。

出会った方々も描写がイマイチで申し訳ないんだけど、みんないい人。



熊谷方面。
いや、JR行田駅方向かな。

線路は熊谷を経て秩父に向かうのだけど...。
秩父の山並みが見える。



コンコースは、一旦上りの線路をまたいでそしてホームに降りる。



階段を下りて、東側に待合室。
昭和レトロだな。

それにしても大きい。
これは冬が寒いということだろう。

電車を待つ間、ここで暖をとるんだな。



こういう景色を観るにつけ、ちょっと涙腺が緩んでしまう。
北関東という場所柄というのと、秩父鉄道という響き、そしてこの長年の風雪に耐えた、そりゃ大袈裟か、の色々がぐっと来るんだろうな。



この鉄骨といい、その鉄骨のペイントの色といい、寄居とか長瀞とかの地名もぐっと来る。

秩父鉄道は改めてまた来るべきだな。



このディスプレイも泣けてくるなあ。



完全に手書きだね。

職人芸だ。



これも味があるなあ。



熊谷方向。

こうしてみると、そんなに田舎って感じはしない。
失礼。
この辺りにお住まいの人って、きっと田舎に住んでるなんて微塵も思ってないんだろね。

ま、ワタシの住んでいる幕張も都会の人に言わせると、田舎って言われるもんね。
時々...、そう言われる。



線路際のところ...

この辺りの相場なのか、駐車場の料金は一日(24時間)200円。




おおお。
来た来た。
秩父鉄道。

この電車に乗るのはたぶん人生初。



熊谷駅到着。

折り返しの羽生行きの列車が停車中。



秩父鉄道熊谷駅。



JRに繋がるコンコースに、こんな店。
熊谷うどんねえ。
わー、食べてみたい。

でも、次の目的地、深谷でなんか食べたいので、ここはスルー。



おお。
しかし、食べログの評判は上々。

いつか食べてみたい。



18時少し過ぎ。
JR熊谷駅。

これから深谷へと向かう。



駅のから見下ろす熊谷の街。

おおお。
結構都会だなあ。

ここもクルマや電車では通過するだけの街。
いつかじっくり歩いてみたい。

とりあえず今年の冬、せいしゅん18きっぷかなあ。

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深谷の街を歩く


18時30分過ぎ、JR深谷駅に到着。
今の季節で良かった。

まだ明るい。
しかし、ちょうど落日の時間帯か。

写真でよく見かける深谷駅舎。
これを観ることが出来ただけでも深谷に来てよかった。



ホームから、線路ごしに神社が観える。

竜宮神社だって。
とりあえず、まずはそこへ行ってみよう。

そう、深谷に来た理由は一応、渋沢栄一の生誕の地、血洗島を見ておきたいのだけど、もう今日は無理っぽい。



それにしても凄い駅だわ。



改札を出る少し前に、これを観る。

おお、間違いなく、深谷は渋沢栄一の生誕の地だ。

わくわく。



スマホで自撮り。

SNSにアップしたら、カーネルサンダースだと言われた。

光栄だ。(笑)



実に素晴らしい。

さてと、ここから線路の西側へ降りて、そして先ほど見えた神社に行ってみる。




竜宮神社へは、この水路に沿って少し北上する。

正面から強烈な夕陽。

ということは、北上といっても、かなり西に傾いているということだな。
そうだ、この水路にしても、道路にしても、その右にある線路にしても、この辺りはかなり西に傾いている。



太鼓橋からのアプローチ。



かなり大規模な神社だ。



ここが本殿。

時短の為、ここで失礼します。

netよりこの神社の由来...

 深谷市の中心地は南を流れる荒川、そして櫛引台地と北の利根川・小山川によって形つくられた妻沼低地からなっています。 ここ瀧宮の地は台地と低地の境目に位置し、秩父山地に降る雨は荒川の流れとなって流れ来て、 台地の地下深くに浸透し湧き水となって台地の北端にあるこの地に現れ、 大昔から人々が生活を営む場所として大事にされてきました。そうした痕跡が土器や住居跡として掘り出されました。
 境内の池はその時代から続く湧水の一つで、豊かな湧水は人畜の飲料に、また田畑を潤す用水にと使用され、 多くの幸を授ける源を神様から戴いた清浄な地として、渾々と湧き出る神水は唐沢川の谷に流れ落つるが如く瀧に因んでか、 いつしか「瀧の宮」と称して神社を祀りました。
 太陽の恵みを体現された日の大神様の天照大御神、太陽の恵みを地上に活かして幸を授け給う豊受大御神、 海・山・里の幸々を授けて下さる山幸彦の名で知られる彦火火出見尊の神様をこの地に祀り、以来ここに暮らす 代々の人々は神々への感謝と豊穣への祈りお祭りごとを受け伝え、明治までは瀧宮山正覚寺が別当として祭祀を預かっていました。


長い。(汗)
なので、興味のある方は以下で...

https://www.takinomiya.or.jp/yuisho.html



本殿にならんで、舞台がある。

なにかの神事でここで舞を執り行うのだろうな。

もっとゆっくり観たいが、暗くなってしまうので、ここまでとする。
そして駅に戻り、駅の東側、いや正確に言えば北東方面を歩きたい。



駅の階段を東側に降りるときに見えた山。

赤木山の方角か。



ここで、方角的なことの訂正。

この辺りの道路や線路が北東に傾いているということ上のほうに書いたが、実際にはかなり東西方向だった。
つまり西北西に傾いている。

拠って、深谷駅は、西口だと思っていた方は実は南口で、東側と思っていた方向は北口である。
以後はそのように書く。

大変失礼しました。



ということで、北口の階段を下りてすぐに出会うのが、これ。

マスコットキャラだね。
ネギボウズなのかな?



振り返ると、駅舎が凄い迫力。



駅前ロータリーの中心には渋沢栄一。

さてと、どうしよう。
深谷散歩はまったくのノープラン。

もっと早い時間帯ならば間違いなく渋沢栄一の生誕の地を訪れ、その後、渋沢の由緒ある関連施設なぞを訪れたいところだったが..、今はもう18時55分。

おっと、そんな時刻だわい。

適当にぶらぶらしてから高崎辺りまで行き、高崎泊で、明日は上州をぶらついてみるか。
そんなふうに考えた。

しかしだ、家でやらねばならない仕事が待っている。
うーむ、困った。
どうしよう。

まずは深谷をちょっと歩いてみるか。



まず目に飛び込んできたのは、このラーメン屋さん。



おお。
安いじゃないか!!!

いいと思う。
でも、まずは街歩き。



ここは、深谷の有名店なのかな。

深谷って、軍鶏が名産??
深谷牛も気になる。

帰り、覚えていれば寄ろう。

北口からまっすぐ延びる駅前通りを歩くことにした。

凄し歩くと...。
と、いうか、まだそれほど歩いてはいないけど。



祭りなのかな?



駅からさほど離れていないこの目ぬき通りに昭和初期チックな建物。
そしてお婆ちゃんが夕涼みしている。



駅前通りはあまり見所がないな、と思っていたら、旧道(中山道か?)に出会い、そこにまた提灯がたくさんぶら下がっているところに出くわした。

八坂まつり...。
八坂神社があるのかな?



奥に東白鶴と書かれたレンガ造りの煙突が...。

酒造かな?

地図を観ると、やはり酒造だ。
東白鶴ではなく、東白菊だった。
見間違い。



HPのスクリーンショット。
これだな。

ところで、東白菊は、「あずましらぎく」と読むで合っているのかな??



凄く立派な建物。

深谷市役所だと思う。
というか、たぶん。

それと、この前の通りは、バイパスですね。
現、国道17号線だと思う。

さて、駅からちょっと歩いた。
戻ろう。

ここまでで、まあ、時間帯が日暮からなので、仕方ないけれど、深谷、そう面白くもない街だった。
いや、ほんと、もっと早く到着していたら、見所をたっぷりと発見できた筈。

例えば、深谷城址。
あの鎌倉殿と13人のうちの一人、畠山重忠の城???

違った。
豊臣の時代までは、深谷上杉氏の上杉房憲の居城だったようだ。

ま、いずれにしろ深谷はまた今度。
そう思って駅に引き返す直前。

駅に向かって右のほうに酒造の煙突が見えた。
先ほどの東白菊じゃない方向で、なんとなく勘というか、そっちに行ったらちょっと面白いんじゃないかと思ったのだ。

お、なんだかわくわくしてきた。

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七ツ梅酒造跡 / 一般社団法人 まち遺し深谷


前述の通り、酒造だと思われる煙突の方向へと足を運んだが、途中で煙突を見失う。

でも、だいたいの予感がして歩いていったら、この土蔵に出くわす。
ん??

ここか?

右方向へ行ってみる。



その土蔵の隣が、これ。
なにかの店のようだ。

でも、雰囲気を合せているだけなのかな?
建物は新しい感じだし...。

後で分かったが、実はこれ、深谷シネマだ。
つまりミニシアター???

ここも小見出しの「七ツ梅酒造」の敷地内なのだ。

更に右に行く。
七ツ梅酒造跡地への入口があった。
そこは正式な入口ではなさそう。



中に入ると煙突が見えた。

間違いなくここは酒造だ。

建物がボロいので、おそらく既に酒造としての営業は終わっていると思った。

ここに入ってもスマホで情報を観ていないので、ここがどこなのか、この時点では分からず。



ちょっと行ったら、なんかお店みたいなものがある。



ちらりと覗いてみる。

赤ちょうちんには、「二兎三兎」と書いてある。
あの「二兎追うものは...」のあの兎だな。

中から楽しそうな笑い声が聴こえてくる。
誰かがアコースティックギターを弾いているような音も。

おお、いいねえ!!!

ここ、入ろうかな。

おっと、もうちょい徘徊してみる。



レンガ造りの倉庫。



この看板は雰囲気を出す為だけのものかな。



ここは...。


本屋さんだね。



煙突の前のにも店がある。



深谷もんじゃだって。

うーむ、ここも魅力。



いったん、中仙道側に出て眺める。

ここが正面の入口。

しかし、それほど目立たない。

この施設を発見出来たのは本当にラッキーだ。



再び敷地内に入る。

いい雰囲気。

もう、この場所を見つけたことで、わくわくしっぱなし。

楽しい。



スタッフさんのマイカーかな。
これもこだわりがあるね。



渋い!
これらの看板も雰囲気づくりなのかな

ただ、実際にここに纏わるものに取り換えたほうがいいかも。



こういうオブジェはあり。



こういうのもいい感じ。

裸電球はあり。
LEDかもしれないけれど、OK!!



これもいい感じ。



そして先ほどの「二兎三兎」に入る。

入ってすぐのカウンターに座る。



カウンターの目の前にこのような酒が並ぶ。

マスターにお薦めを聴いたら、日本酒がいいと言われた。
おお、じゃあ、それ頂戴!!



菊泉のしぼりたて生。

うわー、こりゃ旨い。
フルーティーで、上品で、ほんと、生の味。

いやいや、こりゃすいすい行っちゃうね。

ところで、つまみは何にしようか。
色々あるんだけど、深谷のこの辺りで獲れた野菜というやつを注文。



わ、こりゃまたボリュームたっぷり。
そしていかにも美味しそう。



野菜はこの塩をつけて食べる。

うん、美味いなあ。
シンプルで。



メニュー、色々ある。



マスター、いい感じの人。

この店は殆ど手づくりの店らしい。
この酒蔵が廃業になってから、ここを地域活性化の場所にしようということで、「 まち遺し深谷」という団体が一所懸命この環境をつくっていったらしい。
その方々に誘われて、店をつくり始めたということ。

で、話が弾んで、マスターのプライベートなことなんかも色々お聴き出来た。
なんでも、本業は別にあって、近くの酒造で酒を造っている人だという。
更に、どこだっけかな、川越だかどっかのワイナリーにも参加しているらしい。

かなり忙しいのだ。

だからこの店のオープンは気まぐれなんだとか。

お酒、もう一杯、おかわり。



びわ湖のふなずしカマンベール。
いい感じの生臭さが旨い。

こりゃ、珍味だわ。

酒が進む。

もう一杯おかわりしちゃう。



二兎三兎のパンフ。

とにかく最高の居酒屋。



地図部分拡大。

ご馳走様。

店を出るときに、先客だった若者三人組と一緒になった。
音楽の話をしきりにしていたので、気になっていた。
ひとりはギター(ギグバッグ)を背中にしょっていた。

実は、店を出る少し前に、その三人組にちょっと話しかけてみた。
なんとなく話が合って、これは次の店で音楽談義でもしなきゃなと思った。

そして、そして、店の外で意気投合しし、次の店に一緒に行くことになった。

三人組の特にひとりがビートルズ好きだというこた。
うわー、楽しい。

歩きながら、ビートルズのアレコレを話す。



急遽、今夜の宿をここに決める。
これで安心して飲める。



二次会的な店はここ。

いい感じの店だ。

店内も広い。
平日なのに、ほぼ満席。
凄い活気。

先ほどの三人組は、この店の常連さんと既に相席になっており、席が空くまでワタシは、カウンターの席でひとり飲み。

ただ、背中越しにすぐ近くなので、時々振り向いて会話できるから、それで良し。



ワタシの座ったところにこんな酒がある。
焼酎だね。
「明るい農村」は飲んだことあるな。

先ほどの店で、日本酒飲んでるから、ちょっとこれはやめとく。



このシチューエーション、いいねえ。

時々ひとり、時々大勢という具合。
楽しい。



ネギ焼き串。
旨い。
そうそう、これは深谷ネギなのだ。

だからチョイスした。(笑)

というか、Kさんのお薦め。



これはなんだっけ?

でも、旨い。

席が空いたので、相席にと誘われたけれど、この席が気に入っているので、相変わらず、喋るときだけ後ろ向きに。
それでもなかなか楽しい。

三人組の彼らはビートルズが好きで、そのネタに入った途端にワタシのスイッチが入ってしまい、もう喋りまくり。
彼らはどう見ても三十代前半なので、ワタシの半分しか生きていないのに、豊富な知識。
というか、むしろワタシが知らなかったことも多々あり。
逆に色々教えてもらった。

んで、これから熊谷のライブハウスへ行こうということになった。
ちょっと酔ってるけど、楽しそうなので、すぐに同意!!



シメはうどん。

アゴダシのつゆ。
埼玉らしからぬ薄味ですっきり。

まいう〜っ!!



へえ。
自家製麺なんだぁ。

確かにモチフワ食感。

ということで、本日の行田から深谷のいきなり旅はこれでおしまい。
これからはちょいとライブハウスで遊んできて、そして深谷泊。

明朝、適当に幕張へ帰るという段取りにした。



そうそう、二兎三兎さんで、マスターのご友人という方のイベントの案内を貰った。
貰ったというよりは、もうチラシがこれ一枚だけというので、写真を撮っておいた。
読み返してみると、ちょっと行ってみたいイベント。

以下は、トリミング。
「最後の空襲 熊谷」と題して、次の文章がある。



なるほど、玉音放送の前日ってことですな。

2022.7.20

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ダイナソーの恐竜イベント


7月21日 木曜日

今日も暑い。
というか、昨日が割合涼しかったので、今日は暑く感じる。
猛暑ではないように思う。

幕張には14時過ぎに戻ってきた。
今日も深谷から高崎方面に行ってそぞろ歩きでもしようと思ったけれど、さすがじじい、疲れてしまったのと、資金が寂しくなってきたので、帰還したのだ。

それにしても、埼玉とは言っても、行田や深谷は遠いわ。
ふらっと行ってと思うけれど、新幹線で京都へ行くよりしんどいかも。
でも、行田も深谷も良かった。
すぐにでもまた行きたい。

と、色々と妄想に耽っていたが、腹へった。
暑いし、こりゃ冷やし中華だな。



ということで、久々の京屋さん。

冷やし中華と言えば、無条件でここを思い出した。
あ、しかし、本当はずいぶんご無沙汰の芳葉に行きたかった。

芳葉は確か14時頃にラストオーダーだったかな。
ということで、もう京屋しか選択肢が無いのである。



旨いなあ。

このオーソドックスさに安心した。

有難う。

夕刻。
18時頃、目が覚めた。
いつの間にか寝ていたようだ。

そうだ、今日はAPAの藤井支配人から、恐竜イベントお内覧会のご案内を頂いていた。

せっかくだから行ってみよう。



16時30分頃、一旦駅の方向へ。

新しく出来るホテル。
だいぶ出来上がってきている。



ダイナソー・アドベンチャー、だったっけ?
そんなタイトルの、ま、恐竜イベント。

ここが入口。



迫力あるねえ。
食われそうになってしまったわい。w




こども騙しではない、結構迫力のある恐竜が動く。

動きもいいね。
音もある。

ワタシの息子が小学生の低学年の頃行った幕張メッセの同様のイベントから格段の進歩があるね。



これは卵を守る恐竜。

卵の殻から赤ちゃん恐竜が誕生している。



じれはトリケラトプスなのか。



周囲の緑がホンモノだし、そこにリアルティが加算される。
そして夕刻から夜に向かっている時間帯だから、ますます怪しい雰囲気。

動画も一応録ったけれど、掲載するかは、検討中。

思い切り時間が出来たら、やってみようか的な気持ち。



じゅんちゃんと待ち合わせでバーミヤン。

ビールが値上がりしているので、紹興酒を飲んでいる。
紹興酒も今まで100円+税から、148円+税と、大幅に値上がりしている。

ま、今までの値段が安すぎるというのもあるけどね。



餃子は、いつもよりもこんがりし過ぎ。

ま、でも、旨い。



これはなんだ、ニラもやし??



バーミの後の飲み。



今週末はいよいよコレです。
皆様、是非お越しください。

2022.7.19

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来週に迫りました。
もちろん、今週もイベント色々あります。

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